私は毎日断酒ブログを書いて身を引き締めている。
日中は酒のことなど全く意に介していないが、夜、断酒ブログを書く日課によって、過去を思い出し、酒の悍ましさを再認識する。
それとは真逆に、毎日どこかしらで飲んだくれて酔っぱらって事件を起こす人がいて、報道されている。
この、酒を断った自分と、飲んだくれを続けている人を対比した時に、断酒を思い立ったあの日あの時が、自分の運命の分かれ目だったことがはっきりと分かる。
はてさて一体、酒とは何だろう。
人は酒を何のために飲むのだろう。
酒を断って7年目の今、そんな素朴な疑問が湧いて来る。7年前は飲んだくれだったと言うのに、今では酒を飲むことなど想像すらしたくない。
こんな酒なので、ほんの少しでもやめたいと思ったら、即刻、後先を考えずに断酒するのがよろしい。
後先を何も考えずに行動していいのは、断酒くらいではないかな。
普通、何かをする時には、後先を考えてからやる。これを今やると、こうなる。これを今やらなければ、こうなる。だから、やることにする。
断酒は、メリット・デメリットを考えてするものではなくて、やめなければならないと認識したら、即座にそれを実行することが肝要だ。
私がそうだったので、突然の、後先を考えない断酒に弊害が無いことをここに書いておく。
突然の断酒でひとつ困ることがあるとすれば、それは、飲酒欲求が強すぎて遣り過ごせないかもとへこたれそうになることか。これは、己の病(アルコール依存症)に関する知識不足を埋めてやれば大丈夫だ。
断酒の先に苦しみや喜びは待つが、失敗や後悔は無い。失敗とはスリップかもしれないが、また断酒すればいいだけのこと。
ほんの少しでも自分の酒に問題を感じたとしたら、即座に断酒するのが良い。より多くの人に、酒なんぞとは縁を切ってほしいなと、心の底から願う。
あなたが酒を突然飲まなくなって困る人はいるだろうか。強いて言うなら、飲みたくて困る自分の他に、いつも一緒に酒を飲んでいた飲み仲間が困った顔をするくらいではないか。
あなたが酒を飲まないと、寧ろ、家族は喜び、仕事も捗り、夜は何事もなく帰宅でき、カネは使わず、体力も温存でき、朝まで良く眠れ、寝覚めも良くて・・・あれれ、良いことばかりではないか。
しつこい飲酒欲求に悩まされるのも、最初の数か月くらいで、後はそれも徐々にだが、薄れて行く。
私は已むに已まれぬ思いから、ある日突然断酒を開始した。何の予備知識もなく始めたものだから、大いに戸惑ったものだ。
けれども、今考えれば、それで良かったのだと思う。
後先を考えず断酒せよ!
そして、それを継続せよ!
と、私は断酒を志す人にアドバイスする。
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