東京は、季節外れの雪になった。
日中は、大粒のぼた雪が舞い、気温も低下して、真冬のようだった。
昨日、かみさんと買い物に出たついでに近所の満開の桜を観ておいて良かった。夕方、雪が止んだ頃外に出たら、満開の桜はもう散ってしまっていた。
昨日も今日も、家からは、用があって出た。決して不要不急の外出では無かった。
不要不急・・・必要がなく、別に急ぎでもない。
不要不急の外出の自粛や禁止。
不要不急の労働の自粛や禁止。
不要不急の〇〇の自粛や禁止。
これ以上新型コロナウィルスを蔓延させないために、それの元である人間の移動をやめてしまおうという発想。
「不要不急」なる言葉だが、聞いたことはあっても、あまり使わなかったが、ここへ来て、政治家が矢鱈と連発するようになった。
調べて見ると、太平洋戦争へと向かう1941年以降に、政府の命令で線路を撤去された鉄道路線のことを「不要不急線」と言うのだが、そこから来ている言葉だそうだ。
不要不急の外出を慎み、これ以上の新型コロナウィルス感染症の拡大を、国民の力で阻止しよう。
そんな取り組みの中、飲み屋に集結する飲んだくれがいた。
バカなのか、知らないのか、その辺は良く分からないが、彼らには飲酒が第一であって、皆で一致団結しこの時期を乗り越えようなどと言う考えは毛頭無いようだ。
どんな必要があって酒を飲むのか、そんなに急いで酒を飲まねばならないのか。
そう考えてみると、飲酒ほど不要不急な習慣は無いのではないか。
飲酒は、全く不要であり不急な代物である。
何度も書くが、慢性的な過度の飲酒によって、身体が衰え、免疫も弱り、病気に罹り易くなる。ウィルスや細菌の標的になった時、身体の防衛機構が正常に働かなくなる。
酒によって、脳もやられてしまい、正常な思考力が失われ、二六時中酒のことしか考えなくなる。
不要不急の〇〇を自粛したり、禁止したりするなら、〇〇の内の一つに、飲酒も入れたら良い。
新型コロナウィルス感染症の蔓延を防ぐため、なるべく家から出ないようにと、世界的に、外出を抑制する方向になっている。反面、酒は買い占めも無く、いつでも買うことが出来るようだ。
これが何を意味するかと言えば、飲んだくれにとっては好都合であって、酒をしこたま買い込んで、家に籠って飲酒三昧の日々に浸ることが出来るわけだ。
新型コロナウィルス感染症が世の中から消えかかる時、家に籠っていた多くの人々の間に、新たなアル中が増えていることにならないかと、危惧しているのは、私だけか。
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