風が強かったけれども、良く晴れた。
そろそろ、花粉も終わりなのかな、今日は目が少し痒かっただけだ。
満開を過ぎた桜も、風に散り、花びらが川面を列をなして流れて行く。今年も、桜は人々の目を楽しませ、早々と役割を終えてしまった。
今年は、「桜の下で酒を飲む馬鹿騒ぎ」=「お花見」の光景が、新型コロナウィルスを拡散させないための自粛により、ほぼ見られなかった。
このような情勢なのに、驚くことに、私の知り合いにも、未だに「アルコール消毒」と称して酒を飲んでいる輩が存在する。
厄介の極みなのは、彼らは半ば真面目に、酒を飲むことにより、ウィルスだけでなく、細菌に関しても、体内を消毒すると信じていることである。
アルコールは、皮膚を消毒するのには適している。口の中に入れたとしても、洗口液に少量含まれている場合だけで、ブクブクして、吐き出すだけだ。
アルコール(酒)を飲むと、口から喉を通り、食道を通過し、胃へと至るが、消毒の効果など全く無い。その強い刺激で、口内や喉、食道の粘膜を傷めているだけだ。
無知ほど怖いものは無い。
これは、本当にそうだ。
アルコールがウィルスや細菌に対して消毒効果の有るのは事実だが、そのための使い方の中に、飲用することは含まれていない。
冗談で「アルコール消毒」と言っている人が殆どだろうとは思うが、中には本当に酒を飲むことで体内を消毒出来ると信じている人もいるようだ。
ここで話は変わるけれども、今日は東京で97人、全国では277人が新たに新型コロナウィルスに感染したことが分かったそうだ。
どんどん増えている。
専門家によれば、これからニューヨーク市と同じ道を辿り、その数は指数関数的に爆発的に増える可能性があるとのこと。
私の住む地域に、有名な立ち飲みの聖地があるのだが、今日そこに通りかかった知人が、LINEで写真を送ってくれた。
そこには、仕事帰りに酒を楽しむ人たちが、所狭しと並んでいた。この写真だけ見れば、平和な日常である。
ひとつだけ違和感があるのは、店員の二人の女性がマスクをしていること。
立ち飲みで飲んだくれている人たちは、自分たちは消毒効果のあるアルコールが主成分の酒を飲んでいるのだから、新型コロナウィルスなどクソ食らえ!とでも思っているのだろうか。
『アルコール 飲んで消毒? アホバカね!』
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