我が断酒も8年目の1か月が過ぎる。
幸いなことに、自らの力で我が身を酒から守ることが出来る。
酒は、自らの意志でそれを断ち続けている人には害を与えない。
今の私は、正直な話、酒なんぞよりコロナがコワイ。
ひたひたと、我が身にもウィルスが迫って来ているような、恐怖に駆られる。
新型コロナウィルスはどこに潜み、いつ我が身に襲いかかるのか、全く分からない。
丸で、ドスを持った凶漢が常にこちらの隙を伺っているような、そんな感じがする。
ウィルスが体内に侵入した時、我が身体は一体どんな反応をするのだろうか。
人によって、熱が出たり、咳が出たり、痰が絡んだり、味覚が変になったり、症状は様々らしい。重症化すると、肺炎を起こし、亡くなってしまう。
この時期、能天気に飲んだくれている人も多くいるのだろうが、私にとって、酒を飲むことは、想像するだけで恐怖だ。
酒を飲んで泥酔しコントロールを失った自分が、一体どんな行動をするのか、全く分からないからである。
平時でさえ、酔っ払いは己を危険に晒しているわけだが、新型コロナウィルスが蔓延している今、酔ってふらふらと彷徨うことは、感染の危険を増す。
私は幸いにして、断酒してから酒が毒物に過ぎないことを悟り、今では全く飲酒を欲しないので、最大限の注意を払って、ウィルスには感染しないように、己を守るように行動している。
酒なんぞより、新型コロナウィルスが何百倍もコワい。それは、感染した人を苦しめ、あまつさえ命をも奪うからだ。
人を苦しめ、命をも奪うと言う点に於いては、酒も同じであるが、病としては、アルコール依存症は、新型コロナウィルス感染症に比べたら、御し易い。
何故か?
アルコール依存症の原因は酒(アルコール)であり、対処法は断酒と確定しているからである。
アルコールは揮発性の液体だが、新型コロナウィルスは、目にも見えぬ小さな小さな存在。しかも、アルコールとの決定的な違いは、人から人へと伝染することである。
こいつが昨年の暮れに中国の武漢に登場してしてから、あっと言う間に世界に拡がり、人類を脅かしている。
核兵器をもってしても、最新のロボットをもってしても、AIをもってしても、今現在太刀打ちできない。これから何とかなりそうかと言えば、そうでもなく、有効なワクチンや薬の開発には1年や2年はかかるそうだ。
断酒は、慣れてしまえば、意識することもなくなり、こうして日々酒無しの生活を当たり前に送れるようになる。
コロナは、そうは行かない。向こうから、こちらの身体への侵入を狙っているのだ。一度侵入されてしまったら、自分の力では中々排除出来ない。
酒なんぞよりコロナがコワイ。
だからどうした、と言われてしまえば、それまでだが。
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