今日も、新型コロナウィルス感染症の報道一色だった。
4月19日と言えば、ちょうど一年前の同日、東京は池袋に於いて、88歳の老人の運転する車の暴走事故があった。
31歳の母親と3歳の娘さんの貴重な命が奪われた。
このことは、新型コロナウィルス感染症の報道の中に埋もれてしまい、あまり目に付かなかったのではないだろうか。
私はあの日の事故の直後に、ちょうど現場近くを歩いていたのだ。その現場を、鮮明に思い出した。
さて、新型コロナウィルス感染症。
緊急事態宣言下の自治体からの休業要請を受けて、営業を自粛せざるを得ない業種の方は、大変な思いで過ごされていることだろう。
そして、我が家にも、じわじわと、新型コロナウィルスの猛威が悪影響を及ぼし始めている。
私や妻の仕事やら、大学生の子供たちの学業やら、我が家の生活全般は、あの小さな小さな、目にも見えぬ新型コロナウィルスによって、否が応でも変えられつつある。
この、日々いや増す不安に押し潰されそうになる心境は、我が家の構成メンバーの皆が同じである。
が、私以外は、飲酒の経験は無いので、不安な気持ちを酒に紛らわす心配は無い。
一方、私だが、悲しいことに、我が脳は酒を飲酒をしっかりと記憶しており、酔うことによって一時的に、今の気持ちとは全く別の世界へトリップ出来ることを知っている。
世の中が、コロナ疲れから、コロナ鬱へと進んでいるそうだが、私の心も、段々と明るさが消えて来ているのを、自覚している。
2日前に「酒が心から消えると・・・」と題した記事を書いたばかりだが、時に浮かぶことがあるのを見ると、恰もそれは、何もないはずの真空の中で実は、粒子・反粒子が生成・消滅を繰り返しているのに似ている。
酒が心から消えて何も無いように感ずるけれど、実に心は複雑なのである。
唐突な飲酒に、気を引き締めなければならない。
『逃げたとて 更に落ち込む 飲酒かな』
今日のブログタイトルを、5・7・5で詠んだのだが、一時的に酒に逃げて、心を偽の快楽に解放したところで、醒めて見れば、更に落ち込むのが決定している。
酒に逃げるのは、本当の本当に、一時凌ぎの、ほんの一瞬の幻を見ることに過ぎない。
酒で何かが解決するならば、これほど楽なことは無いわけで。
これから先どうなってしまうのか、不安がいや増して、居ても立っても居られない時に、酒を飲む人が多いと思う。
私たち断酒erは、もう酒及び飲酒と言う選択肢は、人生から捨ててしまったのだ。それを拾って、敢えてまた酒を飲むのは絶対の絶対に止そう。
酒に逃げると、今よりもっと低い所へ、気分が落ち込み、人生が暗闇へ転げ落ちて行く。
酒無しで、前をしっかり見て、現実を受けとめて生きて行くのが、結局は一番良い打開策なのである。
※今日の記事を書いた後に、見つけたタイムリーな記事。約10年前の私ならば、こうなっていたかもしれない・・・
コロナ禍で稼ぎが激減、酒量だけがどんどん増えていく夫 https://t.co/fQ1fAJUwfN
— 断酒男爵 (@anomiyakun) April 19, 2020
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