昼間、時間が取れたので、予てから行きたかった某銭湯へ。
都内にあるその銭湯は、建て替え後数年で、地下深くまで掘削して、天然温泉を引いている。
若い頃、風呂無しの部屋に長く住んでいたので、銭湯には毎日通っていた。それで、今でもたまに、懐かしくもあり、銭湯へ行く。
今日初めて訪れたその銭湯は、まだ新しく、広くて、野天風呂は天然温泉だし、最高だな・・・と思いつつ、湯に浸かっていたら・・・
全身入れ墨の、20代後半から、30代前半くらいの連中が、7~8人ぞろぞろと入って来たのには、びっくらこいた。
何の仕事をしているのか知らぬが、平日の真昼間から、銭湯へ、しかも使いっ走りの新人青年みたいのを従えていた。新人青年は、入れ墨が入っておらず全身真っ白だ。
野天風呂に浸かりつつ、そこのベンチに陣取ったそいつらの話を聞くともなく聞いていると、昨夜の飲んだくれの武勇伝だった。
喧嘩しただの、どこか殴られただの、二日酔いで頭が痛いだの、深酒し過ぎて帰宅出来ずに公園で寝ていただの、凡そろくでもない話に終始していた。
飲んだくれのアホどもだった。
こんなところで、飲酒のバカバカしさを学ぶことになろうとは思ってもいなかったので、彼らの話が私にとっては断酒の糧になったことだった。
ただ、あまりにも彼らの話が長くて、バカバカし過ぎて、耳をダンボにして聞いている内に、湯に浸かり過ぎてしまった(笑)
彼らは流石に銭湯の中でビールなど飲むわけにもいかず、使いっ走りの新人青年に、途中、ペットボトルのジュースを買いに行かせ、それを飲みながら更に下らん話に興じていた。
まさか、平日の真昼間の銭湯の、しかも野天風呂で、断酒の学びをするとは思いもしなかった。
いつ、どこででも、自分さえ準備が出来ていれば、飲酒のバカバカしさと、断酒の素晴らしさを学ぶ機会があるのだと言うことを、今日つくづく知った。
昨日は、断酒後に目の前の世界が変わることを書いたけれど、今日は、断酒後の飲酒と断酒の学びについて書いてみた。
たまたま入れ墨の人のことを書いたけれど、私は入れ墨に関しては別に偏見を抱いておらず、そういう人が銭湯やサウナに来ても良いと思う。
ただ今日は、全身に入れ墨をした人が、ぞろぞろと7~8人もいきなり登場したので、驚いただけだ。
酒を断って8年目になるし、日中は酒のことなど全く脳裏に浮かびもしないが、常にアンテナをオンにして酒・飲酒・断酒に関する情報は収集するように心掛けている。
今日も、思いがけぬ時と場所に断酒の学びが出来て、私の断酒は深まった。
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