連日、妙な天気が続いている。
今日は、梅雨らしく雨の一日・・・ではなかった。
昨日よりもっと風が強く吹き荒れたが、午後のある時間にピタリと吹き止み、太陽が出て来た。
昨夜の最後に書いた、ハイジさんのエピソードだが、これを聞いた時、あー、福が福を呼ぶとは、正にこのことだと。
福は福を呼び、災いは災いを呼ぶ。
福とは断酒であり、災いとは飲酒である。
酒及び飲酒は、禍を呼ぶ。飲むことによって、一時的にまやかしの”福”が脳内に訪れるが、ニセモノの”福”なので、すぐに消えてしまう。
飲酒を続けると、自分からどんどんと色んなものが奪われ、目の前に禍根がどんどんと積まれて行く。正に、負の連鎖である。
飲んだくれている人からは、人も物も幸福も離れて行く。何故なら、人も物も幸福も、酒飲みの人とは共存出来ないからだ。
飲酒と幸福の共存は、お互いに居心地が悪すぎて、過去にも未来にもあり得ないことの筆頭であろう。
断酒と幸福は共存しやすい。
心を占領していたアルコールが、断酒によって身体から追放されると、心に余裕と言う名のスペースが生まれる。そこへ、福が舞い込んで、しっかりと根付き、成長する。
このことは、私がこれまでに多くの断酒仲間と出会い、交流をする中で、確信している。酒を断てば、誰にも等しく福はやって来る。
自分が幸福になると、周囲にもそれが伝わる。それが、冒頭で述べたハイジさんの七夕のエピソードだ。
私自身のことで言うなら、酒を飲み続けた場合、先ずは離婚が待ち受け、そして住む家を失い、生活の糧を稼ぐ仕事をも失い、自分を理解してくれていた家族や友人も失くしていたことだろう。
酒は、一家を離散させ、持っているものの一切(金、時間、健康、信用、信頼、仕事、家族、家・・・)を奪う。
断酒は、一家をしっかりとつなぎ止め、かつて持っていたものの一切を回復させる。
酒が人から奪う最大のものは、愛だ。
そして、断酒が回復させる一切の中で、最大のものも、愛だ。
断酒する時期は、早ければ早い方が良い。これは、経験者の誰もが認めていることだ。
断酒したいならば、明日からなどと呑気なことを言わないで、たった今からするのが良い。
天から神様は各人をちゃんと見ていて、断酒して心に余裕の出来た人へ、福を送って下さる。
酒を思う存分に飲んだくれていた人は、断酒後、酒を飲めなくなったことを悲観し、この先の自分の人生を憂うが、これは追放されたアルコールが、最後の悪足掻きをしているだけだ。
酒を断てば福が来て、福は更に福を連れて来る。
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