緊急事態宣言が発令されていた頃の電車は、かなり大げさに窓開けがされていた。
雨の日は、控えめな窓開けだったけれども、雨粒が車内に飛び込んで来た。
緊急事態宣言が解除されてから、段々と電車の窓開け習慣は、緩んで来たようで、今日 私が乗った車両では、殆ど窓が閉じられた状態だった。
それでも、乗車している人はほぼ100%マスクを着用している。
今日電車に乗って気付いたのが、冒頭の写真だ。
コロナ対策で、テレワークと呼ばれる自宅勤務をする人が増えたのか、コロナ前ほどには電車は混んでいない時期が長かった。
小中高校の通学も元通りになり、今や通勤時間帯の電車は、そこそこ混んでいる。私の経験では、電車内でのトラブル(痴漢や喧嘩)は、朝の通勤時間帯に多い。
夜に多いのは、酔っ払いが駅員や乗務員に絡むケース。
乗客同士では、ほんの些細ことがきっかけで、言い合いになり、怒り心頭に発し、ついつい手が出てしまうことがあるようだ。
酔っ払いと駅員では、酔っ払いが駅員に注意されて腹が立ったり、或いは酔っ払いに非があるのに逆切れしたりして、駅員に暴力を振るう。
『たった一発で人生はこわれる。
暴力は犯罪です。』
これは、正にそのとおりである。咄嗟の暴力の原因は、怒りを抑制出来ないからである。
先日、日中のことだったが、左程混んでいない電車で、ほんの少し足を出していたら、せかせかと歩いて来た50前後くらいの男が、私の靴を蹴り、
「邪魔なんだよ!どけろよ!」
と、すごい剣幕で睨みつけて来た。
私は、怒らない訓練をしているので、その男に満面の笑みで、
「すみません。気を付けます」
と、謝罪した。
その怒りんぼ男は、拍子抜けしたような顔で、何も言わず隣の車両へ移って行った。
他人の怒りに、自分の怒りをぶつけると、喧嘩になるが、他人の怒りをひょいと受け流せば、相手にしてみると、暖簾に腕押し、糠に釘と言うやつで、手応えがないので、それで終わる。
以上は、たった一発の暴力の話だったが、今日のタイトルにもアレンジしてみた、これはどうだ。
『たった一酔で人生はこわれる。
飲酒は危険です。』
暴力では、たった一発殴るだけで、相手は死ぬこともある。
飲酒では、たった一回泥酔するだけで、取り返しのつかない過ちを犯すことがある。
アルコール依存症だとか、そうでないとかは全く関係なく、たった一度の飲酒で、酷く酔ってしまうなら、それで人生がこわれることがあるのだ。
これまでに何度も書いて来たことだが、私の31年間の飲酒人生は、本当にたまたま運が良かったのだ。私の人生は、こわれなかった。
あなたもこれまでの飲酒で人生がこわれていないなら、それは運が良かっただけだ。
今まだ飲酒しているなら、即刻断酒することだ。酒を飲まなければ、一酔すらないのだから。
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