今週が山と言われているこの猛暑。
今日も、危険な暑さだった。
相変わらずコロナコロナと世間は騒いでいるが、熱中症を忘れてはならない。
熱中症は、ある条件が重なると、発症する。今日のような日は、屋外だけでなく、室内でも罹患し、死に至ることがある。
熱中症と思われる人に対しては、涼しい所へ移動させ、衣服を緩め、身体から熱を放散させるようにし、更に積極的に風を当てたり、氷嚢などで冷やしたりすることが肝要。
ポイントは、状況から判断して、熱中症が疑われる場合、先ずはこのような対応をすること。
医師が熱中症と診断してから、これらの対応を始めたのでは遅すぎ、助かる命が失われてしまう。
実はこれ、アルコール依存症にも言える。
自分がアルコール依存症かどうかをとても気にする人がいる。
当ブログの読者の中にも過去にいた。
コメントで、医者の診断が曖昧だとか、何とか悩みを書いて来る人がいた。その人はかなり長期に渡って、そのようなコメントを入れて来た。
私はその人に、アルコール依存症かどうかの診断などどうでも良くて、酒に問題を感じているなら断酒すれば良い旨のメッセージを送ったが、理解してもらえなかった。
私はアルコール依存症の診断など、重要ではないと思っている。
(当たり前だが、アルコール依存症の治療は重要である!)
飲酒に問題を感じているのなら、根本的に酒を断つべきなのだ。
アルコール依存症じゃないけど断酒するとか、アルコール依存症だから断酒するとかの、前置きは不要だ。
大体、アルコール依存症は、その診断が曖昧である。担当する医師によって、そうだと診断されたり、違うと診断されたりするようだ。
私は、この病では医者へは行ったことがないし、診断を受けて断酒したのでもない。
問題を感じた日に、スパッと断酒に入った。断酒に苦しみつつ、日々学び、後から自分がアルコール依存症であることを知り、愕然とした。
このことについては、仏教の開祖お釈迦様の、かの有名な毒矢の例えが分かり易い。
あなたが毒矢に射られたとする。
医者が来てくれたとして、あなたが、次のことが分かるまでは治療しないでほしいと言ったらどうだろうか。
・この矢は一体誰が私に向けて射たのか。
・この矢を射た弓はどんな形をしているのか。
・弓の弦の原材料は何か。
・矢に用いられた羽、矢羽は何の鳥の羽か。
これらのことが分かる前に、きっとあなたは死に至る。
先ず医者は、毒矢を抜き、命を守るための応急処置をするはずだ。
毒矢の例えは、過去の記事でも書いている。
もちろん、自身が飲酒に問題を感じ、医療的助けを必要としているなら、積極的に専門医の診療を仰ぐべきである。
経験豊富な医師は、あなたを的確に診断し、必要な医療的処置と共に、生活上のアドバイスもしてくれるだろう。
私が言いたいのは、アルコール依存症かどうかの診断に拘っていると、せっかくの断酒の機会が遠のくと、このことだ。
飲酒の問題を抱えているなら、先ずは断酒せい!
と、このことである。
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