寒い!と口からついつい出てしまう一日だった。
冬支度の人を何人も見た。
息子が、アルバイトからの帰りの電車内で、ヨッパライが吊革に掴まってグルグル回っていて、とても迷惑だったと、嘆いていた。
そのヨッパライの前面の座席には女性が数人腰かけていたが、立っている乗客は難を避けて離れてしまい、周囲には空間が出来ていたとのこと。
私にも経験があるが、このヨッパライは、飲み過ぎて泥酔し、座席が空いていれば座りたいのだが、それが出来ず、飲み過ぎての気持ち悪さと怠さと睡魔とで、どうしようもなくなって、吊革に両手で掴まりグルグル回っていたのだろう。
さて今日のブログを書こう。でも何を書こうかな、という時に息子がちょうど帰って来たので、23時過ぎである。終電までは行かないけれど、十分に電車内にヨッパライが湧く時間ではある。
大きな声で酔っ払いに、迷惑だからやめろ!と、もしも言ったとしても、薬物でラリっている人間が聞くわけもなく無意味だ。
日ごろから、酔っ払いからは距離を取り接触しないようにと注意しているので、息子はそれを守ったそうだ。彼はヨッパライの父親を見て育っているので、その忠告は十分に理解している。
寒くたって暑くたって、気温の変動などにはお構いなく、丸で蛆虫のようにヨッパライは世界中至るところで湧く。
その傍若無人さには、唖然としてしまう。
と、こんなことを書いている私自身が、かつては立派な(⁈)ヨッパライの一員であったわけで、誠にもって情けないことであった。
ヨッパライを、街で見かけたら、電車内で見かけたら、それは、いつ爆発するか分からない爆弾のようなもの。決して触れてはいけないし、いつ害悪を及ぼされるか分からないので、可能な限り、遠ざかるのが良い。
どこかの誰かが浴びるほど酒を飲んで、アルコールで脳がやられてしまい、周囲に害を及ぼしている時に、その害悪から逃れるには、距離を取るのが一番良い。
そのヨッパライを、瞬時に正気に戻させることなど出来やしないのだから。
私のヨッパライ時代、家では、家族から別の部屋に隔離されていた。家族は、ヨッパライの私の扱いには慣れていて、何を言っても無意味なので、一室に閉じ込める代わりに、好きにさせていたようだ。
飲酒運転などの被害に遭ってしまう場合、こちらは遠ざかりたくとも、ヨッパライから一気に距離を詰めて来るわけで、それはもう災難としか言いようが無い。
ヨッパライから遠ざかりたくとも、それが不可能なケースも存在する。
何と厄介な存在であることか、ヨッパライとは。
合法的にどこででも手に入る飲料によって、日々飲酒ゾンビが続々と作られて行く、この恐ろしい現実。
スーパーの酒類コーナーには、ありとあらゆる種類の酒が、所狭しと並べられ、売られており、どの酒を買おうとも大人であれば、OKなのだ。
自分はもう二度とヨッパライにはならないぞ!
この決心だけは守って、これからも酒なしで颯爽と生きて行こう。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)