昨日に引き続き、良く晴れて、過ごしやすい秋の日だった。
今年は、12年振りの、台風の上陸しない年になりそうだ、とのこと。
昨年の台風の猛威を思うと、身構えていた分、拍子抜けしてしまいそうでもある。猛威と言う点では、今年は新型コロナウィルスが世界中を席捲しているが。
さて、毎日断酒がらみのブログを書くのをライフワークにしているが、書くネタが全く無い日もある。何も思い浮かばないのだ。
不思議なことに、そういう日に限って、家族の誰かや、断酒仲間の誰かから、ネタが入って来る。別に頼んだわけでもないのに、先方から教えてくれる。
今日は、息子からネタを仕入れた。
薬学を学ぶ息子は、未だにオンライン授業がメインである。
今月から週に数度、大学へ行くようにはなったが、今月だけらしい。
今日は、元か現役か知らぬが、麻薬取締捜査官(以下、麻取)の方の薬物依存症に関する講義があったとのことで、そのエッセンスを私に教えてくれた。
そのエッセンスとは・・・
『薬物依存は犯罪ではなくて疾病なので、ポスターにあるような「ダメゼッタイ!」的な、気合や根性では、絶対に根絶出来ない。刑罰と治療の両輪が必要。』
アルコール依存症も薬物依存の一形態なので、世の中の薬物依存に関する啓蒙記事や、専門家の意見が、そのまま当てはまる。
だが、酒(アルコール)は合法なので、酔って犯罪に手を染めた場合は別だが、摂取行為そのものには、他の違法薬物のような刑罰は無い。アルコール依存症の治療だけがある。
アルコール依存症を知らない人からは、酒を断てないのは、だらしがないからだとか、気合が足りないとか、根性が腐っているとか、言われることが多い。
そう言う人に私は問う。
己を厳格に律して、気合をいれて、根性をまっすぐにして努力し頑張れば、アルコール依存症から立ち直ることが出来るのか?
アルコール依存症は、病気の一つである。
病気は気合や根性では治らない。
虫歯がしくしく痛むのに、気合と根性で治るだろうか?
虫垂炎になって激烈な腹痛に襲われているのに、気合と根性で治るだろうか?
息子から教わったもう一つのことが、なかなか興味深い。
それは、薬物依存の治療法のひとつで「条件反射制御法(パブロフの犬、梅干しと日本人)」と言うもの。
これは、奇しくも、私が断酒初期の頃に行っていた内容と、偶然だが一致している。
長くなってしまうので、明日紹介したいと思う。
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