寒い一日。
ベランダから朝焼けが見えたので、窓を少しだけ開けた。
すると、丸で冷蔵庫の扉を開けた時のように、冷気が刺さるように身体に向かって来た。
「うあっ!さ、寒い!」
今年は暑い夏が長かったので、この冷気には、少し驚いている。
と言っても、東京の気温など、北国の方々からすれば、小春日和だと思う。大騒ぎしてこてこての真冬仕度の人を何人も見かけるが、私にはそこまでは不要。
さて、飲酒運転事故の報道が、毎日繰り返されている。飲酒がらみの報道が全く無い日は、無い!ヨッパライは、24時間体制で問題を起こしている!
車を運転する人が酔っ払っている場合、頭はアルコールでイカレているが、身体は車の操縦を憶えているので、いくらでも(危険な)運転は可能である。
今日改めて考えてみたのだが、この場合、一体何が悪いのだろう。
人ではなくて、酒が悪い。
酒ではなくて、人が悪い。
これまでは、酒は単なるアルコール入りの飲料に過ぎず、酒が向こうから勝手に口に飛び込んで来るわけではない、と。
なので、酒が悪いとは言えず、矢張り、飲んだ人が悪いのかな?
だがしかし、飲んだ人も、こんなに酔っぱらうまで酒を飲むなどとは当初は考えていなかったと思う。これは、私の経験から。
今日まで日々、これらのことを考察してみて、分かって来たのは、酒を飲んだ人が悪いのでもなく、飲んだ酒が悪いのでもないこと。
酒に関して、正しい知識を持ち、正しく恐れていれば、酒を飲まないのではないだろうか。
このことである。
私は、飲んだくれ時代から、断酒を決意した日まで、酒に関しての正しい知識など持ち合わせてはいなかった。
酒とは、飲めば気持ちよくなる大人の飲み物。ただそれだけが、酒に関する知識だった。
断酒後、ブログを綴りつつ、後付けで酒の恐ろしさ、アルコール依存症の重篤さについて、学んだ。
学べば学ぶほど、酒が悪いのでもなく、飲んだ人が悪いのでもなく、ただ、酒の真実についての無知がいけなかったのだと、分かった。
酒が悪いのではないし、飲んだ人が悪いのでもない。
酒に関する無知が悪いのだ。
断酒して、酒の真実について、大いに学べば、それが分かる。
但し、厄介なことに、酒を飲みながら酒の真実について学ぶことは出来ない。先ずは、何をさておき、酒を断つこと。
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