雲一つない、抜けるような青空の日だった。
この爽やかさは、素面でないと味わえない。
酒に関して、断酒に関して、疾うに書き尽くしているのに、尚も日々書いている。乾いた雑巾を絞るように。
何一つ取り柄のない私が、断酒をしてから唯一継続しているのが、このブログだ。当初の目的の、酒を飲まなかった日には、ブログを書く、を未だに続けているだけかもしれない。
紙の日記であれば自分しか読めないし、過去を遡るのも大変だが、ブログと言うものは誠に便利なもので、大勢の人に読んでもらえるし、過去の記録の参照もあっという間に出来る。
一日の締めくくりに、酒のこと、断酒のことを綴る。これが日課になっている。
書けば書くほど、酒からの自分の心の乖離が進んで行く。今でも日々それが加速している。
ブログ開始の頃、まさかここまで断酒もブログも継続するなどと、思いもしなかったわけで。
あと2年4か月書き続ければ、丸10年になる。一区切りとしては、中々に重い。そこまでは続けてみようと思っている。
日中は、酒を忘れていることが当たり前になっているが、それでも飲酒運転事故やアルコール依存症関連のニュースは、目に飛び込んで来る。
ひとつには、無意識のうちに、ブログのネタを探しているから。もうひとつには、酒を忘れているとしても、自分の病は不治であることを理解しているから。
酒を忘れつつも、忘れ去ることはなく、心に引っ掛かりを残している。そうでなければ、いつ何時酒の災厄に見舞われるか分からないからである。
酒は、あまりにも普通に出回り、ありふれている。一見何の変哲もない、酒とは無関係の食品にも、アルコールが紛れ込んでいる。
自分が酒を忘れいても、先方(アルコール)から、不意打ちのように己の口に飛び込んで来ることがある。
酒を忘れる日々は快適だが、油断をしていると、酒にしてやられる。
そうなると、一瞬にして、これまで積み重ねて来た断酒の日々は、崩れ去る。
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小判鮫さんへ
癌の再発或いは転移とのこと。私も癌を経験しているので、お気持ち察します。
治療が功を奏しますように、祈っています。酒を断ったように、癌をも断つことが出来ますように。
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