「我慢の3連休」の最終日。
どこかへふらっと出掛けたくなるほどの、良い天気だった。
我が家は、親が在宅していただけで、子供たちはそれぞれどこかへ出掛けた。(娘は鬼滅の刃の映画を観に行くと言っていたな・・・)
「我慢の3連休」と称されてはいるけれど、私とかみさんは何もガマンなどしておらず、猫と共にのんびり過ごせる連休に大満足していた。
我が家は、何事も無く過ぎた3連休だったが、報道によれば、22日の午後9時半ごろから、東京の江東区東雲の、いくつも林立するタワーマンションで、大規模な停電があったそうだ。
その停電は、16時間後の今日の午後1時過ぎまで続き、一切を電気に頼っている住戸の住人は、とても不便な生活を強いられたそうだ。
私もタワマンではないが、マンション住まいなので、もし停電が発生し、それが長時間続くようであれば、その不便さたるや、大変なものだろうと想像出来る。
休日の午後9時半であれば、夕方から酒を飲み始めて、既に出来上がっていた住人もいたのではないだろうか。
或いは、外でへべれけに飲んだくれて来て、深夜に帰宅したところ、
「アレレ⁉エレベータが動いてない!40階に住んでるんだけど、どうぢよう・・・」
と思ったヨッパライの住人もいたのではないだろうか。
へべれけのヨッパライに、咄嗟の停電時への適切な対応が出来るわけがない。
ヨッパライは、酒を飲んで自分だけが平常時とは異なっても、周囲はいつもと同じであるとの前提で動いている。
電車は動いている、マンションのエレベータは動いている、妻は起きていて迎えてくれる、家に帰れば温かい布団が待っている・・・
いやいや、何があるか分からないのが、人生だ。
人生には三つの坂があると言う。
上り坂、下り坂、まさか・・・
電車が止まっている、マンションのエレベータが停電で使えない、妻が爆睡していて(或いは鬼の形相で⁈)玄関を開けてもらえない、家に帰り着けない・・・
まさか!の事態に、ヨッパライは、ただ戸惑うか、それを感知出来ずに呆然と佇むか、その程度の反応しか出来ない。
ヨッパライとは、大いに悲哀の漂う、なんと切ない生態なのだろうか。
タワーマンションの大停電の報道から、そんなことを考えさせられた。
酒を飲みたいとか、酒なんぞいらない、とか、そのような議論の前に、酒を飲むと、自分が惨めなヨッパライに成り下がる事実を直視し黙考してみると良い。
かつて、毎晩ヨッパライだった自分が、今こうして酒から離れて生きていることに、私は大いに満足している。あなたはどうだろうか?
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