初冬らしい寒さが戻り、肌寒い一日だった。
空気中を浮遊するウィルスは、寒冷乾燥で大いに活性化するそうだが、新型コロナウィルス感染症の第三波が、止まらない。
猛威を振るうのは、ウィルスばかりではなく、ヨッパライも、アルコールによって大いに害悪を振りまいている。
私が今日驚いたのは、大好きなボクシングの、それも12月に次の防衛戦が決まっていた世界チャンピオンの、泥酔によってやらかした事件である。
WBCライトフライ級世界チャンピオンの彼は、今年の7月に、友人らと酒を飲んで泥酔しての帰路、豊洲のタワーマンションに不法侵入し、駐車場の一台の車をボコボコに破壊してしまったのだ。
警察の取り調べに対しても、彼は犯行を認めているとのこと。
現役の世界チャンピオンで、防衛も重ねているので、カネはあるから、弁護士を雇って、被害者との示談に臨んだが、相手は断固として応じないそうだ。
それで、このような問題を抱えたまま12月の防衛戦を挙行するわけにも行かず、困り果てているようだ。
プロデビュー以来負けなしで、3年前に世界チャンピオンになってからも順調に防衛ロードを歩んでおり、気が緩んだのか?
それにしても、同じボコボコにするなら、対戦相手を己の拳でボコボコにしてほしかったなあ、プロボクサーなのだから。
泥酔して他人の車をボコボコにして、自分の人生もボコボコになっているではないか。
プロボクサーだから、世界チャンピオンだから、防衛戦を控えているから、酒を飲むな!ではなくて、そもそも、酒なんぞ飲んではいかんのだ。
アルコール依存症でなくとも、酒は、誰だって飲めば酔うし、況してや、深酒すれば泥酔し、自身のコントロールを完全に失い、アルコールの操り人形になってしまうわけで。
私も20代の頃、無茶苦茶な飲み方をしては、やらかしていた。他人を傷つけたり、自分が傷ついたりしなかったのは、ただ運が良かっただけのことだった。
酒を飲む人は誰でも、泥酔で自分の人生をボコボコにしてしまう危険性を孕んでいる。この、アルコールによる人生の地雷を踏まないためには、ただ酒を飲まないだけで事足りる。
ちょっと一杯だけだから大丈夫、そこそこに飲んでやめるから大丈夫、ほろ酔い程度で切り上げるから大丈夫、これまで泥酔したことがないから大丈夫・・・
いやいや、その一杯目、それが泥酔への一歩目なのだ。
人生の最初からきっぱりと酒なんぞとは関係を持たないこと。
今飲んでいるなら、きっぱりと断酒すること。
今日も私は、飲んでいるあなたに断酒を勧める!
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