曇りがちの寒い一日だった。
我が家の猫たちは、現金なもので、思い思いの場所で丸くなって、温かく眠っていることが多くなった。
♪猫はこたつで丸くなる~
さて今日は、演歌歌手が飲酒運転で追突事故を起こしたと報道されていた。
数日前に発覚した、今夏の、ボクシング世界チャンピオンの、泥酔による他人の車の損壊事件と合わせて、酒の恐ろしさを痛感させられた。
人間は薬物アルコールを制御出来るのか?
いやいや、それどころか全く逆で、薬物アルコールに人間が制御されている。
飲んで身体に入れたが最後、酒の主成分アルコールは、全身を駆け巡り、脳へ達し、薬物としてその本領を発揮する。
先のボクシング世界チャンピオンは、車を損壊したことは全く覚えておらず、自分のしたことにひどくショックを覚え、落ち込んでいるそうだ。
私もかつて、泥酔して自分がやらかしたことなのに、後から友人やら家族に事の詳細を聞いて、青くなったことが何度もある。
全く記憶に無いのだから、当然だ。意識して自分がやったことならば、しっかりと覚えているだろうが、無意識のうちに、アルコールに操られて別の自分の人格がしでかしたことなのだ。
これを以てしても、飲んだが最後、酔ってしまえば、その状態は既にアルコールの支配下と言うことになる。
酒に酔うとは、アルコールに己のコントロールを渡してしまうこと。自分が自分の主であったはずなのに、酔うと、アルコールが自分の主になる。自分はアルコールに額ずく存在となる。
酒とは即ち、薬物アルコールのこと。
ただこの一点を理解できれば、自ずから断酒へと進むことが出来る。
飲みだしたら止まらず、これだけでやめておこうとは行かず、底なしに飲んでしまう人が多いのも、酒。
酒をコントロールして飲むことはほぼ不可能で、飲んでいるうちに、酒にコントロールされてしまう。
精神が、酒即ち薬物アルコールの支配下に入ると、そこからは、自分が消え去り、やることなすこと全て、自分ではなく、アルコールに操られてのこととなってしまう。
これぞ、制御不能。アウト・オブ・コントロール。
自分の理性がどこかに隠れてしまい、アルコールに制御されて行動する。飲酒運転然り、器物損壊然り、暴行然り・・・
酒さえ飲まなければ、薬物アルコールに支配されることは皆無である。
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