寒波が襲来して、東京も雪こそ降らねど、寒かった。
空は突き抜けるような青空で、風も無く、日の当たる室内で、猫たちは快適そうだった。
さて、私は、夕方ネットに出ていた飲酒運転事故の被害者の記事を見て、世の中おかしい、と感じた。
酒に関しては、善と悪が逆さまではないか。
世間は、酒に関しては甘すぎるほど甘く、その酒が原因で害された人には辛すぎるほど辛い。
この記事を読んで、そんなことを思った。
「幸せな家族を一瞬で地獄へ突き落とす」 飲酒運転事故で夫亡くした妻、怒りの訴え(福井新聞ONLINE)#Yahooニュースhttps://t.co/jNbwMxE4iV
— 断酒男爵 (@anomiyakun) December 16, 2020
辛すぎるほど辛い、の辛いは、つらい、でもあるし、からい、でもある。
上記の記事の、飲酒運転事故を起こして、人を殺した男に対しての裁判の結果は、たったの懲役3年半だそうだ。
被害者の奥さんが、こうおっしゃっている。
「自分の快楽のために飲んだ1杯の酒が、幸せな家族を一瞬で地獄へ突き落とす。その認識が欠けている」
私は、個人的には、飲酒運転事故を起こし、人を殺めた場合、無期懲役どころか、死刑で良いと思う。
脳内をお花畑にして、蝶が舞っている状態で、自分だけが勝手に麻薬の快楽を感じて、ラリッた状態で車を運転し、全く無関係な人を殺してしまうこと。
被害者にしてみれば、自分の人生を、酔っ払いに踏みにじられ、切り取られてしまうわけだ。一瞬のうちに、生が断たれてしまう無念を、どこにぶつければ良いのだろうか。
酒及び飲酒にはとても甘い世の中で、酒による失敗を大目に見る風潮が濃厚である。一方、酒に害された人には、とても辛く当たる世の中でもある。
酒を飲み過ぎてやめられなくなり、アルコール依存症に陥った人は、自己責任で医者へ行け。
さんざっぱら、酒の宣伝をして、飲め飲めと煽っておきながら、その通り飲んで、酒なしでは生きられなくなると、途端に突き放す。
人生の最初から、酒なんぞとは関わってはいけないし、今、酒と関わっているなら、即刻酒との縁を切るべきだ。
だがしかし、自分が酒との縁を切っても、冒頭に挙げた記事の被害者のように、酒に毒された酔っ払いに殺されてしまうケースもある。
本当は、酒及び飲酒そのものに対して、世の中がもっと変わらなければいけないのだが、先ず無理であろう。
酒(アルコール)とは、なんと厄介な存在であろうか。
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