冷え込んだ一日だった。昨日の暖かさは、マボロシだったのだろうか。
まあ、冷え込みが厳しいと言っても、東京の寒さは、子供の頃信州で過ごした私には、どうと言うこともないが。
私の子供の頃の1月の過去の天気を調べてみたら、最低気温がマイナスは当たり前で、しかもマイナス5~10度くらいの、雪の日が多かった。
そんな中、毎朝私は新聞配達をしていた。あの頃は、それを辛いと思ったことは無い。眠くて仕方ないはずなのに、学校に行く前によくぞひと仕事していたものだと、この年になって、子供の頃の自分に感心している。
さて、いつもの断酒の話題に移ろう。
ふと、今日ネットを見ていたら、断酒中の人のある発言が目について、私は違和感を持った。私の考えは全く違うぞと。
その人は、飲んだくれだったが、今では「断酒が成功」して、色々とうまく行っていると、自信満々。
私は思った。
はて?断酒の成功とは何だろうか?
断酒を成功させた人がこの世にいるのだろうか?
これから書くことは、飽くまでも私個人の考えなので、そうではないと言う人の考えもまた正しいと思うので、悪しからず。
断酒に失敗はあっても、断酒の成功は無い。
今断酒中の人の中には、断酒の成功者は一人もいない。
成功とは、物事を目的どおり成し遂げること。
失敗とは、物事をやりそこなうこと、しくじること。
断酒の成功とは、酒を断つことを目的とし、そのとおりに成し遂げること。それは、一生かかって、することであって、高々数年断酒しているから、成功したと言えるわけがない。
つまり、断酒が成功したかどうかは、人生が終わるまで分からない。断酒の成功は、死の床に就く時に、分かること。
以前も書いたけれど、大阪でオフ会をした時に、断酒の大先輩である小判鮫さんから、30年断酒していた人がスリップしたと聞いたことがある。
この人の断酒は成功していたのだろうか?
アル中(アルコール依存症)は一生治らない病気で、酒を飲んでも断っても、アル中であることに変わりが無い。
と言うことは、だ。
先ず、断酒をやりそこなうこと、しくじること、つまり再飲酒してしまう断酒の失敗は大いにある。
一方、断酒の成功を信じて、日々努力することはあっても、生きている内に、断酒が成功した!と過去形で語るのは、おかしなことである。
私の考えをまとめると、日々断酒に失敗しないように努力することこそが、この一生を終える時にやっと分かる「断酒の成功」への唯一の道だと。
安易に「断酒に成功した」などと言う人を、信用してはいけない。
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