2021年の、今日は啓蟄。
「啓蟄(けいちつ)」って??と、疑問を持たれた方は、以前に書いたブログをリンクしておくので、どうぞ。
まあ、断酒しているとは言え、元のんべえの現役の飲まないアル中 の体内には、酒虫が仮死状態で存在しているわけで。
この酒虫、完全に駆虫することは不可能で、ならば殺してしまうがいいと考えても、殺虫も不可能なのである。仮死状態にして飼っておくしかない。
酒虫の不死身振りで思い出したのは、地球上で最強の生物と言われているクマムシだ。御存知の方もいらっしゃるだろう。
体内から水分を放出した、乾眠と呼ばれる状態ではこのクマムシ、マイナス273℃~100℃まで、真空状態から7万5千気圧まで、数千グレイの放射線に晒されても、宇宙空間に10日間置かれても、その後の生存が確認されたそうだ。
酒虫の仮死状態と、クマムシの乾眠状態が酷似している。
仮死状態の厄介なところは、酒虫が何かをきっかけに息を吹き返すことだ。しばらく大好物の酒を喰らっていなかった酒虫は、これでもか!とグイグイグビグビとたらふく酒を飲むことだろう。
冬の間土の下で息を潜めていた虫が、暖かくなってひょっこりと出て来るように、酒虫がひょっこり顔を出したら大変だ。
せっかく断酒で手に入れた、快適な酒なし生活が失われてしまう。
自分の身体の中にいる酒虫は、仮死状態を継続させ、活動を再開しないように、常に警戒していないと、隙を突かれてしまう。
春になり、地中の虫たちが蠢き出すのは良いが、自分の体の中に酒虫が蠢き出さないように、私は注意している。
昨年から今年にかけて、新型コロナウィルス感染症の影響もあって、花見とか、職場の歓送迎会なども自粛ムードが漂い、酒を断ちやすい状況にある。
とかく、付き合いで断れない飲み会などで、ちょっとだけ、とか、今日だけ、とか、軽い気持ちで手を出してしまった場合に、断酒は終わる。
酒をやめていた飲んだくれが、コップ1杯くらいの酒で満足するはずがない。これでもか、まだ足りないか、もっともっとだ!と、気付けばぐでんぐでんになっているだろう。
私の体内に潜んでいる酒虫めは、虎視眈々とその復活の機会を伺っているに違いない。
二度と酒虫を目覚めさせないように、このまま私は断酒を継続し、酒虫をコントロールする。
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