平日の朝は、かみさんと一緒にその日の朝食やら昼食の弁当やらの準備をする。
米を研いで炊くのは、私の役目。おかずはかみさんの役目。
他にも、前夜使った皿を洗ったり、麦茶を作ったり、朝のコーヒーを入れたり、我が家の朝は、夫婦二人でも忙しい。
そんな中、使わなくなった古いスマホにアプリのラジコをいれて、wifi経由でラジオを聴いている。
これまでずっと、とあるFM放送を聴いていたのだが、4月からの番組改編で、つまらない内容になってしまったので、ニッポン放送を聴くようになった。
起きてからずっとニッポン放送を聴いているのだが、5時35分ごろから、カトリック教会の「心のともしび」が放送される。
この番組は、私が子供のころ、親が掛けていたラジオから流れていたので、とても懐かしい。
調べたら、私が生まれるよりも前の、1957年からラジオ放送をしているそうだ。
先月耳にしたとき、え!まだやってたの?と、感動した。音楽も全く変わらず、内容も変わらず、50年以上続いているのは、素晴らしい。
独特の音楽と共に、女性の声で、
『暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう』
と、いつものフレーズ。
子供のころ、毎日耳にしていたからか、あれから何十年も経った今、改めて耳にすると、なぜか心に響く。
自分が出来ることを何もしないで、誰かがしてくれるのを待っても、どうにもならない。
状況に関して不平を言っているけれど、では自分で進んで事態の打開を図ったのか?と、この放送からのメッセージは教え諭しているのだ。
自分の周りが暗いと嘆いたり不平を言ったりするより、積極的に明かりを点けて、明るくしたらどうか。と、この放送からの、いつも変わらぬメッセージは、50年以上も流れているのだ。
それで、このメッセージを、断酒に当てはめてみた。
『飲めぬと不平を言うよりも、すすんでおさけをたちましょう』
酒を断たねばならぬと自分で決めたのだから、飲みたい酒を飲めないと不平を言わずに、もっと明るく積極的に、自ら進んで酒を断つのが良い。
私は、酒を断つのが苦しかったので、天邪鬼(あまのじゃく)精神を大いに振るわせて、酒を断つのを楽しんでやろうと、積極的断酒をして来た。
それで、断酒8年が過ぎ、今の私がある。
『飲めぬと不平を言うよりも、すすんでおさけをたちましょう』
どうかな、このフレーズ。
自ら進んで、能動的に積極的に楽しんで酒を断つのが、断酒継続の秘訣だと、私は自分自身の経験から確信している。
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