ギラギラと太陽の輝く真夏日だった。
梅雨入りもせずに、明けてしまったのだろうか・・・
午前中にたまたま読んだニュースが気になっていて、それをブログの話題にしようと、探したが見つからない。
どんな内容かと言えば、ある人が外飲みで酔っ払い、終電に乗り遅れ、駅で始発を待っていた深夜に、酔っ払いを狙った泥棒に遭遇し、格闘したと。
ニュースを見付けてリンクを貼りたかったのだが、見付からない。
私はそれを読んで、酒を飲んで酔っ払うと、なんとまあ無防備になるものかと思った。
初期の頃ブログに書いた懺悔録にもあるが、私も二十代の頃、年末の忘年会で飲み過ぎて泥酔し、持っていたバックごと盗難に遭った。
酒から醒めて、事の重大さに気付き青くなったが、時既に遅しだった。泥酔して寝ていた間の出来事だったので、いつどこで誰に盗まれたのか全く分からないのだ。
酒は、人をいとも簡単に、丸裸の赤ちゃんのような状態にさせてしまう。飲み過ぎて酔っ払い、自己を喪失してしまうと、何をされそうになっても気付かないし、何をされても全く意に介さない。
例えば、泥酔状態の時に、誰かにナイフで刺されても、痛みすら感じないだろう。アルコールは、それを飲むことによって、身体に麻酔が掛けられた状態になるからである。
酒をやめてから8年を過ぎて、かつての飲んだくれだった自分を冷静に回顧してみると、泥酔する度に、自分は自分を酒によって無防備な丸裸の状態に晒していたのだと。
飲んで酔う度に、かなり危険な状態に自分を置いていたのだと。
日頃どんなに冷静沈着な人であっても、ひとたび酒を飲み過ぎて、泥酔状態になってしまえば、それは丸で車の往来の激しい幹線道路に立つようなものである。
前からも後ろからも、右からも左からも、四方八方から猛スピードの車が自分に迫って来るようなものだ。
金を払い、時間を費やして、わざわざ自分を危険領域へと追いやるのが、飲酒である。
ほろ酔い程度ならば、そのような危険も無く、寧ろ健康にも良いし、ストレス解消にもなると言う人がいるだろう。
いやいや、かつての私が、酒を飲み始めてから、ほろ酔い程度で済んだことがあっただろうか。
飲酒の最終結果が、いつもほろ酔い程度の人と、いつも泥酔の人と、酒飲みには二種類あって、私は後者である。だから、飲まない。
人を無防備にさせてしまう魔性の飲み物・酒。
真にもって、恐ろしい飲み物ではある。
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