今日は夏至だった。昼が一番長い日だった。え!本当に⁉
朝のラジオでそれを聞いて、季節の移り変わりの妙を感じた。
飲んべー共には、夏至などどうでも良くて、昨日で緊急事態宣言が終わり、今日からは蔓延防止措置に移行したことのほうが大きいのかもしれない。
条件付きながらも、店で酒が提供されるようになる。待ちに待った酒の提供。酒類提供の店では、昼からジョッキを持ってビールを飲んでいる人が結構いた。
「うまいのかな?」
さもうまそうにジョッキを口に運んでいる人を見て、私はただ、そう感じた。昼間から酒を飲んでいる人は、今日が休みの人、或いは、もう仕事を引退した人か。何れにしろ昼間から飲酒している人は、酔っ払ってしまっても、店を出た後の生活に支障が無い人なのだろう。
世にいろいろな飲み物あれど、私が最近一番飲むのは【水】である。その時の気分で、常温か冷蔵庫で冷やしたものかの違いがあるが、水をごくごく飲むのが、一番うまい。
寒い冬は、一度沸騰させて、少し冷めた白湯が私のお気に入り。冷え込んだ冬の朝に、ずずずと飲む白湯がうまい。
水のうまさが酒を超える時、自分の断酒がやっと本物になったことが分かる。それは、酒の毒に過ぎぬことを自覚し、酒のあの毒々しい味に騙されていたことを理解したからだ。
断酒後のある時期、コーラなどの炭酸飲料にハマり、それらが酒より断然うまいと感ずることがある。甘味が入っている飲料は、特にその糖分で脳がダマされて、うまいと感ずる。
そこから脱して、糖分の入っていない飲み物が好きになるまで、3年くらい掛かっただろうか。でも、炭酸の喉越しの良さは、いつまでも私を虜にしていた。
私もつい最近まで、ただの炭酸水に結構ハマっていた。シュワシュワの喉越しが、たまらずに、たまに買って飲んでいた。特に、強炭酸水がお気に入りだった。
炭酸水も水ではあるけれど、ひと手間入っている。人工的に炭酸が封入された水だ。身体には良いらしい。
私がうまいと思っている水は、近所のスーパーの給水機の水。自宅の浄水器の水よりもうまい。たぶん、フィルターの浄水能力が高いのだろう。
最近、水がうまい、だけでなく、水のうまさがあらゆる他の飲み物を超えた。味の付いた飲み物が不要になった。
豆から挽いて淹れたコーヒーは、これとはまた別物で、朝は必ず飲むけれども。因みに、このコーヒーに使う水は、当たり前のことながら、飲んでうまい水である。
水のうまさが酒を超えたとき、あなたの断酒は本物になったのかもしれない。
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