あじぃ。。。ん～。。。ついに真夏がやって来た。
するすると上昇する気温には人間だけでなく、猫たちもぐったり。それで朝からエアコンがフル稼働。猫たちも人間も、涼しい部屋で過ごした。
だが、昼前に一度、かみさんと自転車で、昼食後に二度、私は単独で、用があって外出した。
この炎天下、外に出るだけで汗だく。運動したのと同じなのかな。帰って来るたびに、冷蔵庫で冷やしている水を飲んだ。ただの冷水が、一番うまい。
３回外出したうちの１回は、今日から通い始めた筋トレのジム。５０代は酒断ちで過ぎ、６０代に突入したわけだが、筋力の衰えに自分でも気付き、愕然とした。いつまでも若い積もりでいても、内実は衰えていたのだ。
先日、本屋でたまたま手に取った、中高年向けのトレーニングの本に、こんなことが書いてあった。
「貯金より貯筋。貯金はいくらしても健康にはならないが、貯筋は明日への健康につながる。だから筋肉を鍛えよう。」
（なぬ⁈貯金より貯筋だと‼）
貯金はあまり無いし、中々増やすことも出来ないけれど、筋肉を鍛えることは出来る。思い立ったが吉日だ。断酒を始めた時を思い出し、早速近所のジムへ通い出したわけ。
私は鍛えてムキムキになりたいのではなく、これから先を考えて、身体がきちんと動くように、更に腰痛予防も兼ねて、と、トレーナーの青年に伝えて、どこをどう鍛えれば良いのか、教わった。
老いて行く自分の、明日の扉を開くために、今日筋肉を鍛える。これは、酒を断つことにも通じて、飲んだくれの自分の明日の扉を開くには、断酒する他は無い。
酒から離れるのを拒み、飲んだくれを継続している人の明日の扉は、開いたところで今日と同じ、酒まみれの生活に過ぎない。生活の質はずんずんと低下して行くだけだ。
事実、かつて一緒に酒を飲んでいた同世代の知人が何人かいるのだが、酒を飲み続けた５０代を送った彼らは、見た目がかなり老けてしまっている。そう、飲酒は老化を促進させるのだ。
ある日、決意と共に断酒を開始した人の明日の扉は、開く度に辛いかもしれない。日々開く扉に苦痛を感じるかもしれない。でも、酒無しの一日の中に、必ず飲まなくて良かったと感じる瞬間があるはずだ。
酒を飲まなくて良かった！と感じる瞬間が積み重なって、一日の内の一定の時間を占めるようになれば、断酒はうまく行っている。その内に、一日の内のいつでも酒を飲まないでいることが快感になる。
断酒は確実に明日の扉を開くのだ。
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