気付いたのは夕方だが、昼頃、一通のメールが届いていた。
オフ会で会ったことのある方からだった。8月に入り、断酒が満1年を迎えたので、私に連絡下さったとのこと。
勇気を出してオフ会に参加された時は、断酒3か月ほどで、オフ会にも出て順調だったが、その後、年末年始にスリップしてしまい、飲酒が再開。ずるずると夏ごろまで引っ張ってしまったとのこと。
昨年の8月に、これではいかん!と、再度断酒に挑み、断酒1年の日を迎えたそうだ。そのメールの中で、こんなことが書かれていた。
二度目の断酒は、最初の時ほどの苦しさは無かったが、ちょっと飲んでも良いのではないかとの思いに何度も駆られた。
その度に、一度失敗した断酒の経験から、自分には飲酒をコントロール出来るはずがない、ちょっとでも飲んだら元の木阿弥だと、自分を戒めた。
その中ほどに、今日のブログのタイトルに使わせて頂いた言葉が、書かれていた。
『失敗は悪いことばかりじゃないですね!』
この方は、毎朝起床したら、私のブログを読んでおられるとのことだ。そして毎日それを励みに、断酒の継続をされていると。感謝の言葉が綴られていた。
たまに、このようなメールを頂くことがある。実際にオフ会で顔を合わせたことのある方からのメールは、特に嬉しい。
何度も書いてきたことだが、スリップしてからの再度の断酒は、かなりハードルが高いようだ。何人ものスリップ経験者から聞いたので、確かである。私はスリップはしていないが、二度目の断酒がキツイのは何となく分かる。
一度のスリップを、失敗で終わらせるのか、成功への糧とするのか、それは自分次第である。今日、メール下さった方のように、一度のスリップを、貴重な薬として再度の断酒に役立てることは、どんなに素晴らしいことだろうか。
コロナ禍の雰囲気は、断酒している人に飲酒を再開させる圧力がとても高くなっている。誰かに強要されるのではなくて、押し寄せる不安から逃れるために、酒に手が出てしまうかもしれない。
そのような思いに駆られた人は、どうか踏み止まってほしい。また、もしも酒に手を出してしまった方は、再度の断酒に挑んでほしい。その失敗を、二度目の断酒への貴重な薬として糧としてほしい。
と言うことで、今日は、オフ会で会ったことのある方からの、断酒1年の喜びのメールを取り上げてみた。
最後に、再度、私からのメッセージ。
『失敗は悪い事ばかりじゃない!』
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