薄曇りで、時折り雨がぱらつき、肌寒さすら感じる秋の日。
昼食を早めに済ませて、かみさんと保護猫のボランティア団体のバザーに行って来た。
そこは、うちの飼い猫のみぃちゃんが保護されていたところ。かみさんの友人も、ここの猫の保護のボランティアに参加している。
民家を改装して、保護猫の施設にしている。様々なバザー品が、庭に、そして三和土を上がったすぐの部屋一面に、並べられている。
その部屋には仕切りがあって、向こう側には保護猫たちがいるそうなので、見せてもらった。
私たち夫婦の目を引いたのは、多頭飼いされていた猫で、飼い主の死去により保護された数匹の猫たち。飼育されていた環境が劣悪過ぎて、人には全く慣れないと言う。
子猫の頃に保護された猫は、ほぼ人間と暮らせるようになるが、大人になってから保護された猫は、それまでの人間と距離を置く環境により、人間に慣れることはなかなか難しいそうだ。
そう言えば、我が家の猫は、2匹とも子猫の内にやって来た。特に、ちぃちゃんは、生まれてすぐに人間に保護され育てられたので、人間に対する警戒心が全く無い。みぃちゃんは、♀猫の特性なのか、ほど良く人との距離を保っている。
人には慣れない猫たちを見て、人間の子も、酒飲みの親がいる環境で育つと、その悪影響は測り知れないものがあると思った。
酒飲みの親は、そもそも自分が毎日酒を飲むことに力を使うので、子育てに関してはかなりの手抜きをしているのではないか。
我が家は私が酒飲みであったが、かみさんは全く酒とは無縁な人だったので、まだ救われた。夫婦ともに過剰な酒飲みの場合、そこで生まれ育つ子供は、酒飲みの悪い習慣の中で、一体どのような育ち方をするのだろうか。
今、育てている我が子がいて、まだ酒を飲み続けているならば、即刻断酒へと進んでほしい。酒など飲みながら、一人前の人間を育てられるわけがない。
猫でさえ、生まれ育った環境により、その一生が左右されるのであれば、況してや人間は、どうなのか。
酒を飲んで酔っ払った状態を毎日繰り返し、自分の子を人間として立派に育て上げることなど、出来やしない。
断酒して、子供としっかり向き合い、日々を素面で真剣に生きることが先決である。
話は冒頭の、猫の保護団体に戻る。
ボランティアで猫の保護を続ける人達は、みなさんとっても心優しく、相手を思い遣ることの出来る素敵な方々である。
今日、バザーで色々とお話をさせて頂き、猫の事だけでなく、人間として学ぶことが沢山あった。
酒をやめて、猫を愛し、聖書を読む。
こんな生き方があってもいいじゃないか。
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