冷たい雨の一日だった。まだ10月なのに、12月並みの寒さ。
慌てて引っ張り出した冬の服を身に着けて、街を歩く人たち。
こんなに急に寒くなってしまうと、秋が中途半端に終わり、冬がやって来たことに、戸惑う。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっていた夏ごろには、今のように感染判明者が激減することなど考えられなかった。
酒類提供の店への各種の縛りを解除する方向であることと、時期が今年末へと向かい、忘年会シーズンが近いこととで、飲み会も爆発的に増えるのか、と予想していた。
ところが、報道によれば、7割の企業が忘年会を開催しない予定であると。
日本の企業の伝統である飲み会文化は廃れたのだろうか。奇しくも新型コロナウィルス感染症の蔓延によって、仕事終わりに集まって酒を飲む行為が意味のないものであることが、多くの人に分かってしまったのだろうか。
私は元々の飲んだくれ時代、大勢の人が集まって行う飲み会は嫌いだった。断れない場合のみ出ていたが、その度にイヤな思いをしたものだった。
飲み会のイヤな思いを、忘年会で例を示してみるならば、それはヨッパライの醜態ではなくて、せっかく出された各種料理が、手も付けられずに放置され、会の終わりと共に廃棄されてしまうこと。ビールその他の飲み物も同様であった。
(自分もヨッパライになり、酔態を示しているので、同類への嫌悪感など起きるべくもない!)
その点、一人から数人程度の集まりならば、飲み切れ食べ切れるだけのものしか注文しないので、そのような無駄は起きなかった。しかし、飲み過ぎて泥酔してしまうので、結局のところ、バカバカしいことに変わりは無かったが。
来年の忘年会はどうなっているのだろうか。
一年の中で、集まって飲むイベントのうちでは一番盛大である忘年会が、廃れて来たのであれば、日本の飲酒文化にも少し変化が起きて来たと言うことだろうか。
兎角、飲酒の集まりでは、碌なことが起きない。飲めない人に酒を強要したり、飲み過ぎて暴言を吐いたり、その他酔って喧嘩したり絡んだり。
私の経験でも、12月の飲み会での失態が一番多かったように思う。過去記事に、自分のやらかして来た深酒&泥酔による失敗を懺悔しているが、読み返しても師走の失態が多いようだ。
組織に於ける飲み会なる集まりが廃れたのであれば、断酒人にとってこれほどの朗報は他に無い。義理で出てイヤな思いをしなくて済むから。
飲酒の集まりが往時ほどに活発とならない件は、一時的なものなのか、恒久的に廃れて行くのか、今後注目して行きたい。
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