のんびりと起きて、のんびりと過ごした一日だった。
今日は、家族の誰も外出の予定が無く、家でゆっくり出来た。猫たちも、久しぶりに皆が揃っているので、嬉しそうだった。
月曜日から土曜日まで、ジムで軽く運動しているのだが、気が向けば、日曜も行くけれど、今日は休みにした。
昼前に、妻と買い物に出て、近所を歩いた時に気付いたのだが、日の当たらないところで、先日の雪が凍結し、しつこく残っていた。
そこは、裏通りで、割と通行量が多く、歩く人や自転車の人が行き交うのだが、道の真ん中だけが路面が露出しており、両脇はまだ雪が残って凍り付いている。なので、真ん中の細い通路だけでは、人が擦れ違えず、どちらかが残雪の方に寄って、相手を遣り過ごす。そんな光景を幾度も見、私たちも脇に寄ったりした。
一方、日当たりの良い場所は、既に雪など影も形も無、路面は乾いていた。陽が当たるか当たらないかで、こうも違うものかと思った。
何日経っても、地面にへばり付いて中々消えない雪の名残りは、丸で酒を断った後に残って断酒人を困惑させる、あのしつこい飲酒欲求を連想させた。
あれ(しつこい飲酒欲)は、自分の心の中の、陽が当たらない場所を移動しているのではないか。融かされないように、暗くて寒い場所に潜んでいるのではないか。
自分の意志で酒を断っても、かつての飲酒魂は体内に残っており、酒への執着は断ち切れていないので、大いに悩まされる。
これにどう対処したら良いのだろうか。
今日見た光景からヒントを得たのが、太陽光をたっぷりと当てて、融かしてしまうのが一番だと言う事。
『陽を当てて 融かせ執着 飲酒魂』
(ひをあてて とかせしゅうじゃく いんしゅこん)
飲酒魂、いんしゅこんと読ませたが、いんしゅだましい、の方がしっくりする。かつての飲んだくれ時代の「飲酒魂(いんしゅだましい)」は、己の身体の中に根を張っており、そうすぐには取り除くことが出来ない。
イメージとしては、心の奥底に凍結してへばり付いて残っている酒への執着に、ギラギラ燃える太陽光をたっぷりと当てて、融かしてしまう作戦。
運動でも良いし、趣味でも良いし、子育てでも良い、恋愛でも良い、楽しいことで充実した時間を過ごすことが出来れば、それが太陽光となって、凍結した飲酒欲を融かす。
酒を飲みたい執着心は、しつこいが、融かすことが可能だ。
尚、厄介なことに、この酒を飲みたい執着心は、完全に融けきることは無い。だから、常に所在を探し出して、陽を当て続けてやるのだ。
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