今朝の東の空は、雲に覆われており、朝焼けが見えず。残念。
いい年をしたおっさんが、毎朝の、自然が織り成す光景を楽しみにして起きて、ドキドキワクワクしている。
太陽が一日の仕事を終えて、去って行く夕暮れも良いけれど、私は朝焼けから日の出までのドラマに、命の躍動を感ずる。
反対に、貴重な命を酒に費やして、日々同じようにアルコールに操られている人=アル中を、今日も見かけた。
昼前に、所用で駅へ向かうと、いつものアル中が所定の位置に陣取り、この寒い中、ストロング缶を片手に、行き交う人を眺めていた。
どこから出てくるのか、家で飲んでいれば良いものを、わざわざ真冬の寒い中、外へ出て酒を飲む心理が分からない。酔っ払って寒さを感じないのか、左程に厚着をしていない。
何のつまみを食べるわけでもなく、ただ度の強い炭酸系のアルコール飲料を飲むその口元には、歯が無くて、頬が窪んでいる。
今日のタイトルは、「話」と「歯なし」をかけてみた。
アル中と歯科疾患を調べてみると、酒の飲み過ぎで、アルコールによる利尿作用が起こり、常に口腔内が乾き、唾液不足となる。また、食べ物をきちんと咀嚼しないので、噛む力が衰える。
このことにより、アル中の口中内は悪玉菌が増殖し、えっさほいさと歯を融解させ、歯茎と歯の間に入り込み、歯周病で歯をぐらぐらにしてしまう。その上、アル中は口臭も酷い。
アル中は、虫歯や歯周病により多くの歯を失ってしまうことが多いそうだ。そう言えば、私の友人の、関西弁のCさんは、私より7つくらい若いが、総入れ歯だ。自分の歯が1本も残っていない。
私は、たまにブログに書くけれど、歯医者へ定期的に通って歯の点検をしてもらっているが、今のところ治療済みの歯の状態も良好で、歯周病も無い。
30年以上飲んだくれて、歯の手入れなど碌にしていなかったのに、奇跡的に自分の歯が28本残り、日々きちんとモノを噛むことが出来ている。
『アル中の 歯なし悲しき 老後かな』
私くらいの年齢になると、自分の歯のあることの有り難さを、しみじみと実感する。歯並びは良くなくて、ガチャガチャだけれども、噛み慣れた自分の歯は、他に求められない。もう一度母の胎内で作り直すわけにも行かぬ。
今は、歯の治療技術も進んで、かなり進行した虫歯や歯周病でも、腕の良い歯科医に診てもらえば、驚くほど良くなる。
今飲んだくれている人も、断酒して、歯医者に通い、口の中も健康に戻すことが出来れば、断酒ライフが更に充実することだろう。
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