最高気温が10度くらいだったので、年明けからの寒さ続きのなかで、今日が一番暖かい感じがした。
先日蝋梅が綺麗に咲いていたけれど、梅の開花は遅れているのか、まだ私の目には入らない。例年だと、正月から早咲きの梅が見られるのに。
さて、梅の話から酒の話へ。
昨日のZOOMでのお喋りの中で、私がyoutubeで見たあるアルコール依存症のケースについて話した。どんな内容かと言うと・・・
かつてあるスポーツでそれなりの地位まで登り詰めた方(Aさん)が、今はアル中のホームレスとなっている。
そのAさんに、そのスポーツの指導をすることにより、もう一度人生をやり直してみないかと、助け舟を出してみると、Aさんも乗り気になる。
Aさんへのたったひとつの条件は、酒を飲んで来ないこと。
1、2度だけ、Aさんは来たが、酒が切れているようには見えない。その後は、また酒浸りに戻ってしまい、連絡がつかない。
こんな話をしたのだが、ZOOM参加者のある方から発せられた疑問は、私たちのように、酒をやめることが出来た人と、Aさんのように出来ない人との差は一体何なのだろうかと。
自分がアルコール依存症であることを認識しているかどうかも、一つのポイントだと思うが、私は自分がそれであることが分かったのは、酒を断ってからだった。
自分の飲酒に問題意識を感じているかどうかが、一番大きな勘どころかもしれない。私は、深酒をして問題行動を起こした翌日、これ以上酒を飲み続けることに、人生の危険を感じ、酒を断つことにした。
酒を絶対にやめたい、と願う切なる心があるかどうか、これが、断酒出来る人と出来ない人との決定的な差ではなかろうか。
酒を絶対にやめたい、と願う心の根底には、人生を酒で破壊したくない、酒を断って人生をやり直したいとの思いがある。
先ほど紹介したAさんに関してだが、Aさん自身が気付いて酒をやめようとしたわけではない。他の人が善意でAさんに手助けをして、それの条件に禁酒を提案した。Aさんは受け入れたが、禁酒は出来なかった。
ここで、敢えて禁酒と書いたのは、善意でAさんに助け舟を出した人は、断酒を求めてはいなかったので。
断酒を志す人は、自分で自分の飲酒に問題を感じ、心の底から酒を断ちたい人である。このスタートラインに付けるかどうか。これが、断酒出来る人と出来ない人との差。
他人から酒の問題を指摘されて、渋々禁酒する人は、そもそも自ら始めた行為ではないので、あっと言う間に飲酒を再開するようだ。
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