まだ4月なのに、季節はひとっ飛びに夏に移行してしまったか。
丸で真夏の暑さを思わせる力強い太陽の光が降り注ぎ、ついこの間まで感じていた寒さが恋しいくらい。
最近、ニュースで知ったのだが、あるプロレスラーの方が、相手に繰り出された技のために、頚椎を損傷した。首を損傷すると、多くの場合、首から下が動かなくなってしまう。
プロレスラーの方々は、日々身体を鍛錬し、常人には考えられない体勢や技をも難なくこなして、私たちの目を驚かせるが、時に、それが裏目に出て、一生の傷を負ってしまうことがある。
身体をどんなに鍛えても、例えば目は鍛えられないし、首も鍛えられない。それぞれ、衝撃には弱いし、どんな人でも、弱点ではある。
鍛えられない点では、酒も同じことだ。
酒に強くなるためには、どんどん酒を飲むことだと、ばかばかしいアドバイスを昔に受けた記憶がある。本当にばかばかしいし、危険なことである。
酒を飲めない体質の人までも、少しずつ飲みながらその量を増やし、飲めるようになる人も中には本当にいたようだ。
かつてブログに書いたことだが、私の妻の叔父は、そのような人のひとりであって、酒を飲まなければ一人前と認められない頃、鍛えて(?)飲めるようになった。だが、晩年、食道がんを発症し、亡くなった。そのがんが、酒が原因かどうかは定かではないけれども。
そもそも、酒をどれだけ飲めるかなど、付き合いには無関係のはずだが、少し前までのわが国では、飲酒出来るかどうかが、人付き合いの中では比較的重要視されていた。
最近の若者はその点、恵まれて来ているかもしれない。時代背景が、各種のハラスメントを悪と認定し、排除に向けて動いているからである。
飲酒に関しては、無理やり酒を勧めて飲ませようとするのは、アルコールハラスメント、略してアルハラと言われる。
アルハラは、他人に無理やり毒を飲ませようとする行為である。
このような行為に対して、毅然とした態度を取ることは、日ごろから鍛えることが出来る。飲酒を鍛えるのではなくて、理不尽な相手に対する自分の対応を、日ごろから鍛えておくと良い。
アルハラに屈してしまうと、それによって自分の命を失うことになることもある。なので、アルハラには徹底的に対抗しなければならない。
鍛えようのない酒なんぞで、しかも他人から自分の人生を破壊されてしまうことがある。このことは、特に若い人に知ってもらいたい。
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