薄曇りの時間が多い昼間、気温もそこそこで過ごし易い。
来週の水曜からは、早や6月に入る。夏がすぐそこに来ている。
私の利用する駅の近くに、アル中の指定席のような場所があり、昼間そこに誰かしら座り、酒を飲んでいる。このことはこれまでに何度か記事にしている。
今日は、歯なしの70代くらいの男と、30代くらいの男の、親子のようなアル中コンビが、何本ものストロング缶を並べて、何やら語り合っていた。何となく顔が似ているような似ていないような・・・親子ですか?と尋ねるわけにもいかないが。
(因みに、彼らの間に4~5本立てて並べられている空き缶は、かの有名なストロング系なる酎ハイである😱)
人通りのあるところで真昼間から酒を飲む行為自体が異常で異様ではあるが、彼らはそんなことは全く気にしていない。
眉間に皺を寄せて、何やら熱く語り合っている。その表情は丸で、現在の国際情勢とか、問題を抱えた人生とかを論じ合っているよう。
ゆっくりと横を通り過ぎながら、耳をそちらに向けてみたが、具体的に何が話題になっているのかは不明だったが。
私は、日中は酒のことなど浮かばないし、飲酒に関しては意識の中にすら出て来ないのだが、このようなアル中の振る舞いに関しては、やはり気になる。自分が進んでいたかも知れない過程であるので、アル中たちの言動は気になる。
昼間外に出て来て駅の近くで酒を飲んでいる人が、それ以外の時間は酒を飲まないと言うことは考えられないので、きっと二六時中飲酒し酩酊状態なのであろう。
昨日書いた、私の居住地にオープンした、24時間使い放題のジムに準えるなら、このアル中は、24時間酒に酔いたい放題の、アル中システムとでも言うべきか。
身体にいつもアルコールが回っていないと、アル中たちは平常心を保てない。なので、間が開かないように、小まめにアルコール補給をしているわけだ。
大手の酒類のメーカーが、ビールや酎ハイなどの値上げを発表した。
安く酔えるストロング系の酒も値上げに含まれるようだ。24時間365日のアル中たちには、酒が気軽に買えなくなる日も近いのかも知れない。
酒を飲んでいる限りは、いつまでもどこまでも、缶や瓶に詰められた液体をうまかろうと不味かろうと、身体に流し込まねばならない。
24時間365日無休のアル中の恐ろしさ。
このことに気付いた酒飲みには、その後の歩みに二通りの道があって、ひとつはきっぱりと断酒する、もう一つは自分は大丈夫だと酒を飲み続ける。
このことに気付かない酒飲みには、将来のアル中生活が約束されている。
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