立春を過ぎて、矢張りほんの少しずつ暖かくなって来ている。今朝は、それほど寒さを感じなかった。
今月中に、早咲きの桜、河津桜がきっと満開になることだろう。ここのところ一番寒かったこの冬も、そろそろ終わろうとしている。
どんなに厳しい寒さの冬も、そういつまでも続きはしない。春がすぐそこまでやって来ていることに気付かないだけだ。
毎年この2月の厳寒の頃になると、10年前の母の死を思い出す。実家から連絡があり、慌てふためいて田舎へと向かったこと、焼け落ちてしまった実家の無残な姿、司法解剖のため遠くの大学病院へ運ばれてしまった母・・・
その日から、私の酒量は更に増え、あの3月の断酒のきっかけとなる日へと突き進んだ。丸で先の見えぬ悲しさの中で、酒を飲む以外には自分の心と向き合えなかった。
酒を断った日は、3月の半ばだったから、もう春が来ていて、そろそろ桜が開花しそうなくらいの頃だったが、その日から暫くは、私にとっては心の冬が続いた。酒の飲めぬ自分の心は厳寒の状態だった。
それでも、一歩ずつ前進し、ブログと少しずつ増えて行った温かい断酒仲間の応援のお陰で、私の心の雪融けから春の訪れまでが割と早かったように記憶している。
来月、断酒とブログの10年を迎えたあと、さらに10年書き続ける秘策を思いついたので、たぶんこのまま淡々と行けそうな気がしている。
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