本日(2017/9/10)日曜日の午前中、時は10時半ごろ、自室にこもっていたら、息子が大声で、
「お父さん、酔っ払いが大声で騒いでるってよ、お巡りさんも沢山来てるってさ!」
と、私を呼んでいる。
自分が直接見ているわけではないようだ。かみさんがベランダにいて、台所で皿洗いをしている最中の息子に、酔っ払いが暴れている様子を伝えていたのだった。
私は、やっていた作業の手を止めた。ナニ!?酔っ払いと聞いては、黙ってはいられない!部屋の扉を開け、驚いて飛び上がる猫のちぃちゃんを横目に、ダァーーーッと走ってベランダまで行き、外を見た。本当だ。こんな時間に何故こんなに酔っぱらっているのか、大声で怒鳴り散らして暴れている男が一人、警官数人に取り囲まれているではないか。
救急車も来ていたようで、ストレッチャーが下されていた。だが、何人かの救急隊員は、その男と警官を遠巻きに、居心地の悪そうな雰囲気を漂わせているだけだった。
いつの間にか、息子が私の側に来て、一緒に酔っ払いを見ている。
息子:「あれで、あの酔っ払いは何歳くらいなのかな?」
親父:「さあ、お父さんと同じくらいじゃないかぁ・・・」
息子:「わぁ~!!お父さんも、酒やめてなかったら、あんなになってたかもしれないんだね」
親父:「うっ!・・・」
この息子の指摘は、あまりにもそのものズバリ!である。グサリ!私に突き刺さった。トラ刈り事件の仇をこんなところで取られたか!?
正に、その通りなので、何も言い返すことが出来ないし、寧ろ、自分が酒を断って本当に良かったと、この一連の光景を見て思ったことだった。
酒をやめていなければ、今頃一体どうなっていたのだろうか。酒を断つに至る数週間の、過剰な酒量を考えると、背筋が寒くなる。あれから4年半、あんな飲み方を続けていたら、一体今の自分はどうなっていたのだろうか。命があっただろうか。
いくら頑丈な私の身体でも、きっとあちこちの臓器が悲鳴を上げて、ガタガタになっていたことだろう。特に、脳がヤバイことになっていたはずだ。脳は、加齢に伴って、ただでさえ自然にボケて来る。そこへ、大量のアルコールを毎日流し込んでいたらきっと、アルコール性認知症になっていたかもしれない。
恐らく飲んだくれ生活の自分は、酒を飲む事に専念し、他のことは、一切家族任せにして、毎日酔っ払っていたことだろう。現に、私が読んでいる、ほぼ私と同世代のアル中の旦那さんの世話をしている奥さんのブログでは、そんな悲惨な生活が綴られている。私もこうなっていたのかもしれない、と、読むたびに思う。
飲み続けるか、断つか。この分かれ道は、断つことを決心した者にのみ現れる。酒を断とうなどと露ほども思わないものには、酒を飲むだけの一本道があるのみだ。
もし、あなたがこの岐路に立っているなら、毅然として、断つ方の道を選ぶことだ!
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)