断酒もそろそろ2ヶ月を満了しようとしているこの時期、まだまだ、飲みたい気持ちはある。
ただ、最近思うのは、酒を飲みたいという気持ちを押し殺すのではなく、それはそのままにしておき、もっと積極的に、
「私は、酒を飲まないほうを選んでいる」
「私には酒は不要なのだ」
「私は、自ら望んで、酒を飲まない人生を歩んでいる」
というような、酒を飲まないほうを前面に押し出していこうと。
すると、酒を飲みたいという気持ちの上に、積極的に飲まないという生き方が、どーんと重石になって、飲みたい気持ちはずっと押しつぶされ。漬物と漬物石みたいなイメージかな。数ヶ月から一年もすれば、飲みたい気持ちから水分が出てしまい、いい味の漬物になってるかも。
積極的に飲まないというのは、先日記事に書いたY字路で表現すると。。。
直線を走ってくる列車があり、線路がY字に分かれている。自分で能動的にポイント切り替え機のレバーを操作して、飲まないほうへ列車を誘導する。そのまま、ずっと飲まない路線をひた走る。
こうして毎日、酒を飲まないことに関して何かしら文章を書いていると、飲むわけにはいかない、という重石になる。ブログって、いいなあ、と純粋に思う。
ブログだけではなく、酒を飲まないためなら、何でも利用する。酔ってハイになっていた自分は、単にアルコールという麻薬で脳が麻痺していただけなんだ、と、自分に言い聞かせ、しらふの自分が本当の自分なんだ、と強く念じる。
それにしても、酒は魔物だ。今でも、体内に、飲みたい、頼むから飲ませてくれと懇願する、もう一人の自分がいる。何度も追い出したのだが、一向に出て行かないので、こいつは、もうそのままにして、先ほどの漬物で例えるなら、飲まない自分が重石になって、押しつぶしてやる。
私にとって、酒を飲まない日々のほうが、遥かに幸せである。これは、断酒を開始してから今日までの日々が、それを証明している。
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