今朝8時過ぎ、reko様のコメントから、ちょうどNHKでアルコール依存の番組があると知り、予定を急遽変更して、TVをON!視聴。
「あさイチ」という番組で、
『私がオちたワケ 女のアルコール依存』
という題の特集だった。
普段、私はTVを見ない。どんな内容の番組を、どの局でやるかなど、何も知らなかったので、reko様のコメントはグッド・タイミングだった。
『女の~』と付いているけれど、ん~、男も同じだ。キッチンドランクからアルコール依存になる人が多いとのこと。取材に応じていた主婦の方は、本当に、どこから見ても、普通の、お母さん。
もともと飲まなかったのに、ふとしたことから飲むようになり、次第に、その頻度と量が増すというパターンは、みなさん同じ。
キッチンで料理をしながら飲んでいるところの録画も流していた。これ、自分が家で飲んでいたときとそっくりだ!と、背筋が寒くなる。
一番衝撃的だったのは、ふとしたことから飲み始め、朝飲んで仕事にでかけ、職場でも、自分で作ったアルコール入りドリンクを飲み、昼休みはトイレで缶入りアルコールを飲み、もちろん、夜も飲み、という女性。24時間アルコール漬け。
再現映像がなかなかの出来栄えだった。
外で飲んでかなり酔っ払って帰り、娘の前で失態を演じた、とか、旦那さんの発泡酒と奥さんの缶酎ハイの3週間分(だったかな?)の空き缶の山とかが映されていたり、と、そのリアルな取材に驚く。
ただ、この番組で、気になったことが、二つある。
一つは、reko様がコメントに書いて下さっているが、番組に出ている人達が、アルコール依存症を軽視しているように感じたこと。せっかく公共放送の電波で流すのだから、もっと、深刻な事態なんだということを、伝えてほしかった。
もう一つは、アルコール依存症の専門家の方も出ていたのだが、量を減らしなさいとか、週に一度は休肝日が必要とか、医療機関に掛かりなさいとかのアドバイスはあっても、きっぱり「断酒」しなさいとは、ひと言も、誰も勧めていなかったこと。
元凶がアルコールなのだから、きっぱりと身体にいれないという選択をすればいいのに。何故「断酒」という言葉が出てこないのか。まさか、アルコール飲料の製造メーカーに配慮しているわけでもあるまいに。
アルコールに依存してしまう人は、節酒だの休肝日だの、というコントロールが出来ないのだ。ここのところを、踏まえて、もう一歩踏み込んだ内容の番組を、第二弾として放送してほしいな。
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家という、自分が一番居心地の良いところで、歯止め無く飲んでしまうのは、本当に恐ろしい!
先ず、飲み始めないこと。これが一番だが、お酒って、飲むと束の間の快楽を提供してくれるから、たちが悪い。脳はアルコールの量にどんどん耐性を獲得し、もっともっと、と要求する。
三日連続の落ちは、やっぱり、「今日も飲まない」これだけ。
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