生きている限り、酒とのバトルは続く。終戦は、自分の死だ。葬られた後、墓石にたっぷり酒を掛けてもらう分には、OK!
のっけから、縁起でもないと思われたかなー。
つらつらと考え、距離を置く努力をしてきたが、酒を恋しいという心は、消すことが出来ない。やっぱり、本心から、自分は、酒が好きだ。酒を愛してしまっている。だからと言って、酒を体内に入れるわけにはいかない。大好きな酒と戦うしかないということ。酒とのバトルだ。生きている限り。
戦い方は簡単極まりない。痛くも痒くもないし、誰も傷つかない。(私がこれまで飲んでいた分のアルコール代金が売り上げとして計上されないので、酒屋とメーカーさんが、ちょっぴり困るかな?)
酒がチラチラと、頭に浮かんだら、ボクシングのグローブを着けた両手で、思い切り、ボコボコにする。色んなパンチを繰り出す。これ、意外と面白いので、みなさんも、どうでしょうかね。ちょっと目を閉じて、イメージするだけ。
リングの中での、自分と酒のバトルだ。暑い今日は、ビールと戦うか。よし、ワンパンチKOだ!おぉー、倒れて泡を吹いたぞ!お次は、焼酎だなー、よっしゃ、掛かってこいや!んー、ロックで来たか!ならばヘッドロックでもお見舞いしてやるぜ!(ここでどういうわけか、ボクシングからプロレスになってる)なーんて。どうせ、飲まないと決めた相手なんで、浮かんできたら、その場で倒す。技は何でもOK!イメージなんで、ハイキックでも、飛び蹴りでも可。
飲みたい気分の時に、サイダーとかコーラとかアイスコーヒーなどすすりつつ、頭の中のイメージで自分と酒がバトルする。
色んな酒に手足が生えている。ビールは、ジョッキ型だし、日本酒はワンカップだし、焼酎は、ビンの形。凄い形相でこちらを睨み、何とかして、私の口の中に入ろうとしている。
もちろん当然KOで勝つので、勝利の美酒ならぬ、勝利のサイダーなんかを飲むわけ。スカッとする。
ばかばかしいが、楽しい空想だ。でも、やっぱり、かなりばかばかしいな(笑)
そうそう、最近、かみさんからしたら、夫、子供からしたら父親の自分の、酒を飲まない&酔わない生活が、やっと日常のひとコマとして、定着してきたようだ!本当に、もう、お酒飲まないんだね、なんて、今頃、言ってくれている。
飲んだくれだったおやじが、家族から見て、飲まないのが当たり前になっているっていうのかな。とても、嬉しい!
ここまで、77日も費やした!
しかし、もし、今日飲んだら、あっさり、それもおしまい。本当に、細いロープの上で綱渡りをしているようなものだな。
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