病気になって医者にかかり、投薬が必要ならば、支払いの時に、領収書と処方箋を渡され、薬局へ行くだろう。
処方箋には、投与が必要な医薬品とその服用量、投与方法などが、調剤する薬剤師に向けて書かれている。
アルコールも、薬品の一種であるから、飲用(服用)するには、医師の処方箋が必要なのではないかな。などと、冷房の効いた電車の中で、考えていた。
誰でも飲んだことのある、頭痛薬や風邪薬は、ドラッグストアに売られていて、医師の処方箋なしで購入できるが、その説明書には、対象となる症状や、飲む人の年齢によって、一日何回何錠と、事細かに服用方法が指示されている。
同じ薬物なのに、アルコールは、色んな味付けと外装で、薬局やドラッグストアではなく、コンビニで売られている。二十歳以上の大人であれば、誰でもどんな種類の酒でも、何本でも、買える。ということは、それを家に持ち帰り、どれだけ飲もうと、何も決まりはないわけだ。
世の中には、『酒豪』などと称して、酒を沢山飲む人を賞賛する風潮があるが、これほど馬鹿馬鹿しいこともないだろう。そもそも、酒を沢山(少量でも同じだが)飲むこと・飲めることに、なんの意味があるのだろうか。
(などと言いつつ、かつての、酒大好きだが、すぐに泥酔してしまう私は、酒豪に憧れていたのだ...トホホ...情けなや)
以前も記事にしたが、アルコールが毒物・薬物である証拠に、酒を大量に飲むと、死ぬ。これは、厳然たる事実である。
血中アルコール濃度によって、微酔期→酩酊期→泥酔期→昏睡期と移行し、最後の昏睡期には、意識喪失・昏睡、死が待っている。
こんな危険な飲み物が、『二十歳以上の大人』という条件さえクリアしていれば、いとも簡単に入手できるのだ。また、それらの飲料を供している店も、ごまんとある。
アルコール飲料も、年齢・性別・アルコール適性などによって、処方箋がないと買えない様にしたらどうかね。薬局で、売ってもらう。あなたは、缶ビール2本までです。とか、日本酒1合を出しておきます、とかね。
ところで、アルコールのことを調べようと、Googleで「アルコール 薬」で引いたら
【特定非営利活動法人ASK(アスク)
(アルコール薬物問題全国市民協会)】
という団体が出てきた。へぇ~!こういう活動をしている所もあるんだなー、と思い、ホームページのあちこちを読んだら、私が日頃思っていることが書かれていて、納得した。興味のある方は、ご覧になって下さい。年間3000円て書いてあるから、私も会員になろうかなー。
代表の今成知美さんの言葉を、そのまま、転載させて頂く。
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世界の国のアルコール政策は次の4種類……(1)禁酒(イスラム圏) (2)生産管理(社会主義圏) (3)予防教育と社会規制 (4)野放し。20世紀の日本は(4)に属する国でした。健康より経済が優先、国は酒税の確保 しか頭になかったのです。では、21世紀の日本は? 答えは(3)。ASKの役目は、市民の知恵と力を結集して、それを押し進めることです。つまり、正し い認識を広めるとともに、CM規制や警告表示など酒類を管理する社会的な枠組みをつくるのです。
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日本は、野放し!21世紀になっても、まだ、野放し!!
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