今まで、脱アルコールにばかり気を取られていたが、ふと、最近読んだ本で、気付いたのは、『塩分』『脂分』。
Twitterでも、そのことをtweetしたら、反響があって、やっぱり皆さん同じことを考えているんだなー、と納得。
酒とは全然関係ない本だが、一応、どんな本かというと、『病の起源 がんと脳卒中(NHK取材班)[宝島社]』。テレビでも放映されたんだなー。私は、テレビは、殆ど見ないので、知らなかった。
この中の、人類の進化と脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)について書かれている部分で、ピグミー族には、脳卒中が無い、というところが目を引いた。高齢者になっても、血圧が低く、安定しているのだそうだ。でも、狩猟生活を捨てて、町に出たピグミー族の人は、加齢と共に、普通に血圧も高いのだということだ。
違いは、塩分の摂取量が少ないか、多いか、ということと、運動量。狩猟生活のピグミー族は、日に20~30㎞移動するが、町の人は、運動量が極端に少ない。
考えてみると、酒の《肴》とか《つまみ》と言われているものは、しょっぱい&アブラ多めのものが多い。
夏の定番、枝豆にしても、塩を振らないとうまくない。
脂(アブラ)も、もちろん、人体には必要だが、ご飯のおかずとして食べる分にはいいが、酒のつまみとしてのそれは、しょっぱくてアブラギトギトというメニューも多い。
脂分を過剰に摂取すると、すい臓に負担がかかり、良くないと聞く。
食べる人の好みにもよるが、私の場合は、立ち飲みでも居酒屋でも家飲みでも、好んで食べていたものを思い出すと、ちょっと冷や汗タラタラ背筋ゾクゾクというものが多い。でも、今は、殆ど食べていない。
私の血圧が正常値から、年齢相応よりちょっと低めで安定したのは、当初アルコール摂取を断ったからだと考えていたのだが、断酒と共に、間接的に、一緒に食べていた、《塩分・脂分》多めのつまみも摂らなくなったという点も、大きいと、今頃思い当たった次第。
\(^o^)/!断酒万歳!\(^o^)/
本を読みつつ 、これに気付いたとき、思わず、一人で叫んでしまった!おぉ~!こんな効用もあったのか!断酒って、酔っぱらわなくなるだけじゃない。それまで当然のように入れていた身体に不必要な食物も摂らなくなっていたんだ!
それと、運動。酒やめてから、朝のスロージョギングと夜のウォーキングを楽しんでいるが、この、のんびりした有酸素運動も、身体にはとっても良いんだね。
嬉しいなあ。それで、飲んでいた頃より体調がいいんだなぁ。肝臓だけではなかった。脳にも、すい臓にも、優しい生活になっていたのだ。断酒って、素晴らしいではないか。自画自賛!
もう一つ、この本で学んだのは、良質な睡眠の重要性。真っ暗な寝室でたっぷり眠ると、メラトニンというホルモンが、松果体から分泌され、これに抗癌作用があるのだそうだ。ただ、本人が体内で作ったものでなければならず、合成されたサプリメントでは、その効果が無いそうだ。
酒やめてから、当初ちょっぴり不眠気味だった。いつも、酒の力で入眠していたからだと思う。でも、もう、横になれば5分と立たずに、眠りの世界だ。
オマケとして、どういうわけか、断酒後、色んな種類の野菜を沢山食べるようになったのも、下降線を辿るオヤジの身体にはとってもいいんだろうな、と考えている。
これって、《断酒力》と名付けても良いかも。
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