『x年前より販売され、多くの人々が飲んでいる液体xによって、400万人を越える人が病気になり、内、治療を受けている人は4万人程しかいません。働けなくなったり、酩酊状態の自動車運転による事故が多発しています。これにより、国家の経済的損失は、年間4兆円を超える規模となっています』
ある日、ニュースや新聞で、こんなことが報道されたら?
もし、酒ではない飲み物が原因でこんなことが起きたなら、日本全国が上を下への大騒ぎとなり、大混乱に陥るだろう。
しらふの澄んだ目で、世の中の酔っ払いを眺めると、丸で操り人形に見える。本物の操り人形は、身体のあちこちに糸が付けてあり、各部分が絶妙に操作され、動く。酒に操られた酔っ払い人形は、糸こそ付いていないが、皆似たような動きをする。人体の司令塔である脳が、アルコールに操られている。
アルコールが抜けて1年過ぎた私の頭は、今のところ順調に機能している。(ただ、調べてはいないが、あまりの長年の過飲酒で、脳が少し委縮してしまっているかも知れないが…)
ところで、改めて、《操る》の意味は…
--------------------------goo辞書より引用--------------------
あやつ・る【操る】
[動ラ五(四)]
1 物を動かして使う。操作する。「櫓(ろ)を―・る」「人形を―・る」
2 うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を―・る」「三か国語を―・る」
3 意のままに人を動かす。特に、自分は陰にいてうまく人を利用する。「マスコミを―・る」「黒幕に―・られる」
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酒が人を操るということでは、ここでは、上記の内、3の意味が相応しい。
《意のままに酒が頭から離れない人を動かす。特に、造って売っている連中は、陰にいてうまくアルコール依存(症または気味)の人を利用する。》
適正飲酒であろうと過剰飲酒であろうと、酔うということは、既に脳が酒に操られているということだ。
酒を飲まずにはいられず、飲酒コントロール出来ない人を、『アルコール依存症』と呼んでいるが、酒の方から見ると、アルコールが人の脳を乗っ取り、飲まずにはいられない状態にコントロールしているのだ。
人が自らの意志でアルコールを飲むのではなく、アルコールが人を支配しているので、飲むように仕向けれてしまうということ。
これは、以前も書いたことのある、ロイコクロリディウムという寄生虫と宿主カタツムリの関係に似ている。
お腹に虫がいる人は、《虫下し》を飲みなさい、なんて、昔の人は言っていた。アルコールの場合は、お腹にいるのではなく、全身を乗っ取っているし、虫下しならぬ《アルコール下し》のような即効性のある薬が存在しないので、始末に負えない。
↓以前書いた記事。
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『どうせなるなら断酒依存症!(断酒304日目)』
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なぜ、こんなことを書いたかと言うと、アルコール依存症という病が、アルコールに寄生されて、それを飲まずにはいられないようにコントロールされているように見えるから。一度罹ると、最早、自分の意志では、この悪循環から抜け出すのがとっても難しいのも、ある種、アルコールに寄生されているようなものだろう。
・・・
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酒は生き物ではないが、依存症に陥ってしまった人は、なんだかやっぱり、この寄生虫に侵入されたカタツムリに見える。
タバコ以上に、百害あって一利なしの存在の酒だが、どういうわけか、その害の部分は、「仕方ないね」と言ったレベルで片付けられてしまっている。
断酒ブログなので、毒舌を吐かせてもらうが、巷で「STOP!未成年者飲酒」とか「お酒は20歳をすぎてから」なんて、酒を造っているところが主体となって宣伝しているが、酒の害を減らすには、「STOP!飲酒」と「お酒は100歳をすぎてから」という標語のほうがいいのではないかな。
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