財布にいくらか入っていれば、又は今の時代、クレジットカード1枚あれば、《酒酔い》は買うことが出来る。
365日24時間、いつだって手軽に、しかも合法的に買うことの出来る束の間の桃源郷。うっとりする時間。
ところで、カネで買えるものと買えないものがある。買えないものは、そもそもどこにも売ってないというところがミソかな。
カネで買えるもの(欲しい?)・・・家、自動車、家具、テレビなどの家電、スマホ、ブランド品、食品、衣類、酒、…
カネで買えないもの(欲しい?)・・・命、家族、愛、健康、時間、教養、経験、好天、達成感、信用、信頼、…
何とも分類出来ないもの(欲しい?)・・・地位、名誉、学歴、人気、ルックス、高いIQ、…
地球上のあらゆるカネをかき集めて、全て自分のものにしたとしても、それで手に入るものは、限られている。
《酒酔い》を買うことは簡単である。幾ばくかの貨幣と、アルコール入りの飲料を交換し、それを飲みさえすればよい。
《酒酔い》とは真逆の《断酒》或は《不飲酒》は、買うことが出来ない。そもそもどこにも売ってはいない。手に入れたければ、自分で決断し、その方法を模索し、実行するより他はない。
今は情報が溢れているので、その気になれば、インターネットを通していくらでも方法を検索できる。
この世に存在する人間は、十人十色・百人百様・千差万別であるから、酒をどんな風に飲み、いつからどのように問題のある飲み方になったのか、一人として同じ人はいない。酒を断つやり方に、これが正しいというものはない。その人に合った断酒の方法というものは、各人が自分で見付けるべきであり、誰かが押し付けることは出来ない。
医療機関に掛かる、断酒会やAAのメンバーとなる、山にこもる、出家する、独力で挑む、人それぞれだが、酒を飲まない日々を送ることを当初の目標とすることに変わりはない。結果的に酒を断つことが出来れば、それで良い。
人が死にゆく時、カネの存在は無意味である。何兆円持っていても、死から逃れることは出来ない。況してや、生きている時こそ、カネで買えないものに価値を見い出し、手に入れようと、私は思う。
さぁ、今宵も酔いを買いに、夜の街へ繰りだそうか、それとも、どこにも売っていないものを掴みとりに行こうか。なーんてネ。これ、飽くまでも、酒をやめたいなー、酒をやめなきゃなー、酒やめたよー、という人に呟いているだけなので。。。
ほろ酔いで切り上げられる人は、断酒ブログなんて読むわけもないけれど。。。たまにキツイご意見があったりするので。。。念の為
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