昨日の記事に頂いたコメントで、コントロールという事について考えていたら、ふとキン斗雲に乗る孫悟空が浮かんだ。
西遊記の話で、孫悟空が得意げに雲に乗ってあっちこっちと飛び回っても、気付いてみれば、所詮はお釈迦様の手の平の上を行ったり来たりしてただけだったという話だ。
手の平ではないが、酒の入った器の中で、いつもグルグル酔っ払っていい気分になっていた自分がいた。けれど、所詮その酔いの世界からは抜け出していない。狭い世界で自分だけが得意になっていただけだった。
かつての世界から抜けだした今は、立場が逆になった。飲まれていた酒の外側に立ったような、そんな気分だ。かなり面白い。ハタと気付いてみれば、酒などと言うものは、それまで考えていたほどの大きな存在ではないし、人生には有っても無くてもどちらでも良いというくらいのシロモノであった。
断つには、酒に対して180度、手の平を反すように、捉え方を変える。これが出来れば、しめたもの。しかし、これには、孫悟空だった自分が、お釈迦様になるくらいの違いがあるので、そう簡単には行かない。
{《180度》これ、何度もブログに書いているなあ。《180度》で、過去記事を検索したら、9回も使っている。好きなんだなー、《180度》(笑)}
ちょっと話しは逸れて。。。酒を肴によくぞ毎日飽きもせずにブログを書き続けているなあ、と、自分でも感心するが、それまで毎日飲んでいた酒のことを考えれば、こんなに功徳のある習慣は、そう他にはないだろう、と考えている。功徳といっても、自分自身に対してだけであるが。
酔わない頭、クールな目で、世の中を見るようになって、はや1年が過ぎ、飲酒に囚われていた心がほぼ解放された昨今、酒だけではなく、世の中の半ば常識と言われている様々な事柄の裏面が見えるようになってきた。
毎日毎晩、何も考えずに泥酔していたら、やっぱり頭は腐る。身体も壊れる。家族に捨てられる。人間関係が破綻する。自分の人生が汚物にまみれる。
ああ素晴らしきかな、断酒!断酒万歳!
そんなわけで、本日は、両手を合わせて「南無阿弥陀仏」で締める。
(そう言えば、私の実家は、日本で一番多いという浄土真宗であった。。。)
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ところで、締めたあと、ちょっと気になるニュースを見つけたので、皆様にお知らせ。日刊ゲンダイで、酒で顔が真っ赤になる人とがんの関係について、書かれている。以下のリンクからどうぞ。
《日本人は4割 「酒で顔が真っ赤になる人」はがんになりやすい》
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