自らの意志で断酒を開始して、その期間が数日から数ヶ月の方が、何人もコメントを入れて下さる。
そのコメントの内容からは、それらの方々の、飲みたい酒を断っていることの切なさと、もうひとつ、断酒への決意が、ひしひしと伝わってくる。
私は、昨年の自分を思い出す。ブログを読み返すと、連日酒を飲みたくて、じりじりしていたことが分かる。
断酒の7年ほど前の禁煙の時の、吸いたくて吸いたくてじりじりした経験が、飲酒欲求をやり過ごすにはどうしたらいいか、と言うことに少しだけ役に立った。ただ、喫煙欲求と飲酒欲求は、似ているけれど、違う。
断つということを決めた時の心構えも、酒とタバコでは全然違った。
何度か書いたが、私の場合、タバコは何度も禁煙チャレンジしては失敗した。10回以上は禁煙と喫煙を繰り返した。タバコの時は、かなりいい加減な気持ちでチャレンジしていた。
酒を断つことを決めた時は、悲壮感が漂っていた。
「今断たないと、もう後がないぞ!」
これを思った。
断酒の決断そのものは、エイヤッ!と出来ても、それを日々継続することが、途轍もない辛く、苦しい。これだけは、みなさん同じだろう。しかも、これを楽にする薬などない。
手っ取り早くその症状を取り除くことの出来る唯一の方法は、また酒を飲むことであるが、これをやってしまうと、元の木阿弥ということになる。
飲みたい酒を我慢することの苦しさ・辛さは、永遠に続くわけではない!このことをお伝えしたい。それと、飲酒欲求から解放されるためには、この辛さ・苦しさを味わうことが一番の薬であるということ。以前も書いたけれど、漢方薬のように、じわじわと効いてくる。一年くらいかかるかもしれないが。
それまでは、自分に合った方法を工夫して、飲みたい気分をやり過ごしてほしい。ほんの少しずつだが、階段を一歩一歩降りて行くように、日々楽になっていくことは確かである。
タイトルの5・7・5に、7・7を追加して、歌に仕立ててみよう。
『踏み越えた 先に見ゆるは 別天地 苦しみ去りて 味わう聖地』
あと二つ。
『今ここで 飲んでしまえば 楽になる 希望を捨てて 戻るアル中』
『飲みたさを 堪え堪えて(こらえこらえて)食いしばる その先に待つ 楽を信じて』
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