『酒飲みは酒をやめるとかえって早死にする(倉知美幸 著/主婦の友社)』
(副題;「この逆説こそ新常識/健診の専門医が明かす!健診結果が悪くても酒は味わえる。本音で明かす、酒と病気の因果関係」)
3年前に出版された本なので、2年前に断酒を始めた頃から、書店にも並んでいて、存在は知っていた。
しかし、私はこれまでこの本を決して手に取ることは無かった。無視していた。何故ならば、せっかく断酒が軌道に乗っているのに、こんな内容の本を読んだら、飲むための都合の良い口実作りになってしまうと思ったからである。
自分は、アルコール依存症であり、飲み続けるか、やめるか、の二択しかない。飲んでこのまま問題ある人生を送るのか、やめて酒なしの人生を送るのか。私が決めたのは、酒をやめる方だった。
(で、どんなことが書いた有ったんだ?早く教えろ!)
あわよくば、医者が飲んでいいと言ってるなら、また飲酒を再開しようと考えた方もいらっしゃるだろう、きっと。実は私もちょっぴり(ゴマ粒くらい!?)、期待して読んでみたのだ(笑)
結論から教えてしまうと、この本の104頁で、はっきりと
『体にいいのはあくまでも、「適量飲酒の場合のみ」ということを肝に銘じておいてください。』
と書いてある。
で、毎度おなじみの適量だが、酒の1単位を純アルコール20gと定義すると、男性で2単位、女性で1.5単位だそうだ。下の一覧が、それぞれ1単位。
☆ビール・・・中瓶1本 又は ロング缶1本
☆日本酒・・・1合(180ml)
☆ワイン・・・1/4本(約180ml)
☆焼酎・・・・0.6号(約110ml)
☆ウィスキー・ダブル1杯(60ml)
どうだろうか。あなたは2単位で切り上げられるだろうか?
私は、ロング缶2本を先ず飲んでから、日本酒なら4~5合は軽く空けていたし、ワインは1本、焼酎ならハーフボトルを飲んでしまったこともある。5単位とか10単位とか、軽く超えていたようだ(@_@;)
この本の前半では、色んな病気をした人たちが、無理に禁酒して酒を飲めないストレスを感じるより、適量の飲酒をした方が、予後が良い、と言う事が、何人もの実例と共に書かれている。
常識ある飲み方を出来る人なら、病気をしている時でも、適量の飲酒が健康には良いようだ。
そんなわけで、「適量で満足出来る酒飲み」は、酒をやめるとかえって早死にするかもしれないが、私のような「過剰飲酒を繰り返す酒飲み」は、酒をやめないとかえって早死にする、と言う事である!
この夏を乗り切ろう!キャンペーン!
(↑野の百合さん考案のキャッチフレーズ)
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