断酒初年度のブログでは、飲酒の恐怖を己の頭に焼き付けるために、アルコール摂取が原因となる色んな病気を調べては、UPしていた。
書き尽したと言うわけでもないけれど、最近とんとそのカテゴリーは書いてないので、久しぶりに、今日はアルコールが絡む病気について。
痛風のことは、酒に絡む病気のことを書いた時に、こんな病気もあると言う、一覧の中で紹介したに過ぎず、これだけ取り出しては書いてない。
痛風は、風が吹いても飛び上るほど痛いからと言うのが、病名の由来のように、ある日突然、身体のどこかの関節(足の親ゆびの付け根が多いらしい)が、劇的に痛み出す。
痛み出す前には、身体の中が尿酸値の高い状態(高尿酸血症)になっている。検査などを受けなければ、気付くことは無いようだ。
原因としては、アルコールによって、乳酸が沢山生成されるので、それによって腎臓からの尿酸の排出が抑制されてしまうため、尿酸値が増加するそうだ。なので、「プリン体」がゼロのビールならば大丈夫だろうと安心してはいられない。アルコールそのものに、尿酸値を高める効果があるからだ。
足や手の関節で尿酸が結晶化した時には激痛が走るが、腎臓の場合は、「痛風腎」と言われ、腎臓内に尿酸の結晶が沈着して「間質尿細管性腎炎」を起こした状態のことだそうだ。
腎臓の場合、尿酸値が高いことによって、尿路結石と腎障害が高い確率で起こる。
尿路結石は、尿の通り道、腎杯、腎盂、尿管、膀胱、尿道に尿酸が結晶化し、結石となり、激痛を味わう。もし腎臓そのものの内側に尿酸の結晶が沈着していくようになると、腎障害を起こし、腎臓の機能が衰える。
尿酸はアルカリ性に溶けやすく、酸性に溶けにくいので、尿はアルカリ性の方が良いのだが、アルコールが身体に入ると、酸性になりやすいのだそうだ。つまりアルコール摂取によって、尿酸は溶けにくくなり、結晶化しやすい...痛風になるかも!?と、酒をやめるためには、自分を脅しても良いかも。
但し、それでも酒を飲みたい人には、朗報(?)が。私の調べた痛風のサイトでは、概略次ようなことが書かれていた。
《適正量を守って、過飲酒をせず、飲酒の前にコルヒチン(痛風発症のリスクを抑える)と言う薬を飲み、ビールよりはワインにして、同時に水を飲み、つまみにも注意して、場合によってはウラリット(尿をアルカリ化する)と言う薬も飲み、尿酸値を日頃からチェックする。》
そこまでして、飲む??
今日は、久しぶりにアルコール摂取による身体への害を調べて書いてみた。やっぱり、飲まないほうが安心である。
因みに私は、十数年前に役所の無料検査で、尿酸値が高いと言われたことがあるけれど、痛風になったことはない。こうして、調べてみた結果、もちろん酒だけが原因の病気ではないけれど、そのひとつであるならば、きっぱりと断って良かったな、と思う次第である。
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)