求め出したら切りが無いもの・・・お金。名誉。名声。地位。役職。学歴。健康。美貌。若さ。理想の相手。子供の教育。他に何があるかな～。
これらは、それなりに努力が必要だったり、生まれた家が裕福だったり、諸条件が揃わない限り、そう簡単に我が物に出来ない。
もっと容易く手に出来るのが、飲酒による快楽・快感。
酒を買ってきて思う存分飲めば良いだけ。成分のアルコールが脳に回って、麻薬効果を遺憾なく発揮する。あっと言う間に、気分は極楽、別世界。イヤな事は忘れ、大脳が麻痺して、難しいことは考えなくなり、仮初めの幸福を暫し味わえる。
一度味を占めれば、何かあるたびに酒を飲み、アルコールの麻薬効果を味わいたくなる。その内に、何か無くても、常習的に酒を飲み、酔うことを覚える。後は、切りが無く酔いを求めるために、酒を飲む。
酒好きな人、更には酒好きを越えて酒に依存している人にとっては、飲み出したら切りが無いのが、アルコール。飲んでも飲んでも切りが無い。今日飲んだ分は今日の酔いに消費され、明日もまた飲みたくなる。その内に酔っているのが当たり前になり、起きている間ずっと酒が手放せなくなる。
実は今日の昼前、ある街のある通りを、直線距離にして２〜３百メートル歩いている時に、立て続けに飲み続けた成れの果ての老爺を二人見かけた。一人は道路の柵によりかかりながら、もう一人は、建物の陰に隠れていた。二人共片手に紙パックの一合入り日本酒。ストローでチューチューしながら、何やらブツブツ独り言。
切りが無い飲酒習慣は、ぞっとするほど恐ろしい。
気付いた人は、止める道がある。
気付かない人は、更に飲み続けて、奈落の底へ落ちてゆく。
ちょっと話が変わって、今日配信されたニュース。
韓国の地方自治体の議会で、泥酔した知事の様子が動画で流れていた。知事は、議会の直前に開かれた来賓との昼食会で、酒を飲み過ぎたのだそうだ。顔が真っ赤で、視線が定まらず、フラフラしている。酒って、本当に恐ろしい飲み物だと、心の底から思う。
「韓国 知事 泥酔」でキーワード検索すれば、すぐにニュース動画がヒットするはずなので、ご覧になってみると良いかも知れない。
では、タイトルの警句をもう一度。
切りが無い！ 止めるしかない！ アルコール
（きりがない やめるしかない あるこーる）
ついでに、警句をいくつか追加。
決めたなら 執念で断つ アルコール
（きめたなら しゅうねんでたつ あるこーる）
飲み続け 廃人となる アルコール
（のみつづけ はいじんとなる あるこーる）
いつまでも 飲めるわけなし 酒で死ぬ
（いつまでも のめるわけなし さけでしぬ）
飲む量と 反比例する 寿命かな
（のむりょうと はんぴれいする じゅみょうかな）
酔いの先 待つは嘔吐と 自責の念
（よいのさき まつはおうとと じせきのねん）
（内容とは全然関係ない猫の写真は、Pixabayというサイトから。このサイト、無料写真が沢山あって、すばらしい！また利用させてもらおう。皆さんも、Pixabayご覧になってみて下さい。）
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