割りと最近断酒を開始された方が、何人もコメントを下さるようになり、断酒人口の増加に、ちょっぴり貢献しているような気がして、とっても嬉しい。
そこで、私自身が断酒を始めた頃を思い出して、かなり悩まされた飲酒欲求について、久しぶりに書いてみようかなと。
それまで、ずーーーっと、人によって期間は違えども、毎日のように飲み続けて来た麻薬性の飲み物・酒をプツッと断った場合、誰しも同じ生理現象の洗礼を受ける。
それは、かなり強烈な、耐えがたいほどの、喉からと言うより、もっと腹の奥底の胃の腑から手が出そうなほどの、飲酒欲求である。なんだこりゃ!と、自分でもびっくりするくらい、強い。
頭の中では、葛藤が始まる。飲みたい。飲んではいけない。飲みたい。飲んではならない。飲みたい。飲んだら元の木阿弥だ。飲みたい。飲めないだろ。飲みたい。飲みたい。飲みたい。。。と、飲みたい、のほうが勝ちそうになって来る。
ここで、踏ん張る。
のだけれど、力技ではダメ、と言うのが私の経験から。例えば、上記の飲みたい、飲んじゃダメ、を、腕組みしてソファに座ってしかめっ面をして呻吟しているようでは、話にならない。こういう時は、頭ではなくて、先ず、身体を動かすのが良い。
エイヤッ、と、散歩や、ジョギング、軽い縄跳び、銭湯、など、自宅から出て身体を動かすのが良い。考えないで、首から下を動かす。
紀元前400年代の古代ギリシャのソフォクレスの名言。
『悩みの最上の薬は運動である。悩みの解決には、脳の代わりに筋肉を多く使うことに限る。効果はたちどころ表れる。』
これは、本当である。私の経験からも。
身体を動かさないで、考えてばかりいると、頭の中にどんどん酒の妄想が湧いてきて、何だか飲まないでいると気が狂いそうになって来るのだ。飲んではいけないからやめたはずなのに、飲んでも良い理由(つまり屁理屈)を、勝手に探し始める。
こういう時は、無条件に運動をするのが良い。もちろん、各人の健康状態が最優先であって、運動が適さない時や、人によっては運動が出来ない場合は、別の気分転換の方法を模索したほうが良い。
初期の頃のブログに何度も書いて来たけれど、私はもうひとつ、代替飲料を工夫した。私が苦しんだのは春~初夏~盛夏あたりだったので、喉に刺激のある冷たい飲み物を工夫した。
具体的には、クエン酸やリンゴ酢を冷水に溶かしたものや、大きなグラスに氷をたっぷり入れて、そこへ炭酸水を一気に注いだものをがぶ飲みした。これで結構胃が膨らんで、飲酒欲求をやり過ごすことが出来た。
かなりしつこい飲酒欲求でも、一日断酒を積み重ねる内に、ほんの少しずつだが弱まって来て、半年とか一年もすれば、きっと大人しくなって来る。ゼロにならないところがちょっと忌まわしいけれども、弱くなってくるので、自分でコントロールできるのである。
飲酒欲求が強ければ強いほど、これまでの飲酒に問題があったと言うこと。だから、色んな飲まない工夫をして、踏ん張ろう!
(そろそろハロウィンバージョンも終わり・・・)
Happy!《読者通信》にNoSakeSince20131225さんから、危機一髪シリーズが届いてます。仕事先でのかなり危うい状況を何とか切り抜けられた、断酒版007ですね!
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)