酔うと勢いがつくことがある。
「酔った勢い」をキーワード検索してみると、ろくな結果が出て来ない。つまり、酔った勢いですることなすことは、全て裏目に出るようだ。
これは、考えてみれば当たり前の話で、普段、道を歩く時でさえ、対抗して来る歩行者や自転車に注意し、後ろから追い越す人にも気を使う。素面の時に当たり前にしていることが、酔って勢いが付くと、途端に出来なくなる。
以前、友人Aと飲んでの帰り、深夜だったが、歩道を歩いていたとき、たまたま何台か駐輪してあった自転車に、Aが足をぶつけた。置いてあった自転車も良くないけれど、一番は、ふらふらと歩いていたAに原因がある。
けれども、Aは、怒って、酔った勢いで、その自転車を持ち上げて、
「こんなとこにとめやがって!」
と、叫びつつ、それを他の自転車に投げつけて、全て倒して怪気炎を上げていた。
こんな風に、酔った勢いで暴力的になることもある。
和歌山市で昨日(2016年1月10日)、成人式に集った二十歳の男性同士のトラブルで、1人がビンで顔を殴られ、頭を踏みつけられるなどして、意識不明の重体になっているそうだ。加害者も被害者も酒を飲んで酔っていたとのこと。これぞまさしく《酔った勢い》でしでかしたことだろう。
もうひとつは、酔った勢いで男女の関係がおかしくなってしまうことがある。ネットで検索して出て来るのは、これが多い。酒に酔って性的な勢いがついてしまうのである。これも、ろくでもない結末になること請け合いだ。
《酔った勢い》で何かしでかす一歩手前が、《酒のチカラを借りる》状態かな。素面で出来ないことを、アルコールで脳を麻痺させて行うわけで、これも一歩間違うととんでもないことになる。
何れにしろ、酒を飲むならほろ酔い程度に留めておくことが肝要で、それが出来ないならば、飲まないことだ。(なーんて、分かったようなことを書いている当の本人が、毎晩ほろ酔いを越えて泥酔していたのは、ほんの3年前のことである(汗))
『勢いで しでかすことの 大きさに 醒めて気付くも 遅きに失す』
『飲み過ぎて 勢いついて あれこれと 言わずもがなの 失言を吐く』
『醒めるまで 酔った勢い どこまでも ハタと気付けば トラ箱の中』
(冒頭の写真は、今朝日の出の頃見えた、ペリカンみたいな形の雲。)
☆お知らせ
《断酒マラソン掲示板モドキ》で、76名の断酒仲間が楽しくコメントのやり取りをしてます。(PC版ならば右に、スマホ版ならば、記事下にリンクあり。)
今から断酒の仲間入りしませんか。コメント欄または、メールでどうぞ!
*広告
↓↓↓※コメント欄は、承認制にしています。すぐには反映されませんが、必ず、読んで承認しますので、お待ち下さい<(.".)>
(まことに勝手ながら、コメント内容によっては、承認の前に、削除することもあります)