今日の昼頃、具体的には、12時を過ぎた頃、街中を歩いていた時、あっちこっちの飲食店に出来ている行列を見た。
サラリーマンやOLが、限られた昼休みの時間に、昼食のために並ぶ、いつもの、見慣れた光景ではある。
(あー、列が出来てる。腹が減るから、食べる。これは当たり前だけど、食べないことに慣れると、並ばなくていいし、食べなくていい。楽だな~)
以前に書いたけれど、私は一昨年の秋ごろから、一日一食に取り組んでいる。
と言っても、週の内4~5日が一食で、2~3日は二食の、結構好い加減なものである。大体、平日は一食、土日が二食のことが多い。毎朝体重と体脂肪を測っているが、あるラインを下回った日は二食にするようにしている。普通は増えたら減らす人が多いだろうが、私は逆で、減ったら増やす(笑)
私は元々、二十歳くらいからずっと朝食は摂らずに、昼と夜の二食だった。普通の人より一食少なかったわけだが、昼食を省略するのは、慣れるまで結構きつかった。
初めて昼飯を抜いてみた時、さすがに空腹に襲われた。腹が、キューッとよじれるような、妙な感じだった。ただ、そんな日が段々と積み重なるに連れて、空腹の爽快感のようなものを感じるようになって来た。
もちろん、断酒と違い、この一日一食を誰かに勧める積もりはない。現にうちのかみさんは、私の一日一食に興味すら示さず、私は一日三回食べないと調子が出ないから、と、一日三食である。
一日一食に慣れるまでの過程が、断酒に慣れるまでのそれとよく似ている。最初はキツイが段々と慣れて来て、今では平日は一食になっている。昼飯は食べないと、体力が持たないとか、仕事にならないとかの、固定観念が、実践してみたことにより、ペロンとはがれ落ちた。
飲酒の固定観念も同じで、酒は、私にとって毎日飲むのが当たり前だった。だが、断酒を続けて来て今に至り、その固定観念がはがれ落ちてみると、酒にこだわって飲み続けている人をみると、
(あー、飲んでる。酒を飲みたいから、飲む。これは当たり前だけど、飲まないことに慣れると、飲まなくていいし、酔わなくていい。楽だな~)
と、こんな感じ。
喫煙の固定観念も全く同じだ。一日二箱は吸っていたが、禁煙に成功し、今では大の嫌煙おやじになった。タバコに対する固定観念がはがれ落ちた。あんな臭いもの、わざわざ買って火を点けて吸う意味が分からない。
ただ我慢して酒を断つだけでは、固定観念がはがれ落ちないかも知れない。酒のこと、飲酒のこと、アルコールのことを、あらゆる媒体から学び続けて、断酒の理論武装をすることが一番大事だと感ずる。
31年間、酒を飲みたさに、列に並んでいたが、待ち行列から離れてみると、並んでまで飲むほどのものだったのかな、と、ふと思う。
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