《酔眼朦朧》という四字熟語があるくらいで、酔ってくると、視点が定まらず、どこを見ているのか分からない。
タイトルは、それを俳句にしてみた。
『酔眼に 映る桜の 朦朧と』
(すいがんに うつるさくらの もうろうと)
今日、これを書こうと思ったのも、このブログには常連の私の友人・飲んだくれのCさんがきっかけだ。次のtweetを御覧頂きたい。
昨夜、知人が自慢げに、花見の写真をLINEに送って来た。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2016年4月1日
「桜きれいで、酒も進みますわ~」
今朝、その人に桜のことを聞いてみたら...
「飲み過ぎて、二日酔いで、それどころじゃおまへん」
この人の桜の記憶は二日酔いの思い出と混ざってしまうんだろうなあ。。せっかくの満開の桜が。。。
確かに、Cさんの送ってきた写真の夜桜は、とても綺麗だった。飲み始めは、満開の桜を肴に、ご満悦だったことだろう。でも、時間の経過と共に、酔眼に映る桜は、朦朧として、もはや花としてさえ酔った頭は認識していなかったのではないだろうか。
「お前だって飲んだくれ時代は同じことをしていたんだろ!」と、お叱りを受けるのは覚悟の上で、敢えて書いている。
正直な話、桜の花の見事さには、酒を断ってからやっと気づいたという体たらくではある。桜だけではない、季節ごとに咲く、いろんな草花の、その個性ある表情も、酒を飲んでいる頃は気にも留めなかった。
花だけではない、自分の目の前にあるモノ・コト・諸問題、あらゆるものを酔眼で見ると、それは歪んでいる。素面の目で、しっかりと見据えて、その実相を捉えなければならない。
もうひとつ、今日のtweetをご覧頂きたい。
2016/03/31 0:30頃、上野で起きた事件を詠ってみる。
— 断酒男爵 (@anomiyakun) 2016年4月1日
『飲んで酔い 歩きスマホを 注意され 殴り倒して 相手昏倒』
加害者30歳、被害者72歳で、加害者は飲酒してたとのことだが、はたして被害者は、こんな遅い時間に素面だったのか、この辺りが分からない。
ご存知の方も多いだろうが、上野で起きた事件である。報道では、「歩きスマホ」を前面に押し出しているが、私は、この時間からしても、飲酒して酔っていたことの方が事件の主原因だと考える。これは私の単なる推測に過ぎないが、被害者も酒を飲んで酔っていたのではないだろうか。
酔眼で桜を見て、覚えていないぐらいなら、まだ良いが、素面でさえ危険な行為の《歩きスマホ》を、酔眼でやると、更に危険であることは間違いない。
と言うことで、私たちは安全・安心・快適な断酒生活を続けよう。
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