つい最近報道されていたが、泥酔して眠り込んでしまった女性を、自分の住居に連れ込んで、監禁した男が捕まった。
犯人の男には余罪があるらしく、被害者は、この女性だけではないようだ。犯人にしてみれば、終電で寝込んでいる女性を物色し、介抱する振りをして、自宅まで連れ込むのは容易い。
男も女も、泥酔してしまえば皆同じで、意識不明なのだ。何をどうされても、抗えないし、自らの意思を伝えることすら出来ないし、その前にアルコールによって麻酔がかかった状態なので、何も考えていない。この泥酔の原因は、過度の飲酒である。
ただ、これ、飲んだくれの人なら誰でも分かることだが、最初から泥酔しようと思って飲むわけではないのだ。特に外で誰かと飲む場合、待ち合わせ場所までいそいそと行き、乾杯!から始まる飲み会が、何とも言えず楽しいのだ。知らず知らずの内に、酒量が増えている。
一軒目で終わらず、二軒目、三軒目とハシゴすることもある。店で気の合った人たちと飲んで酔うのは、この上もなく心地良いものだ。
「大丈夫!大丈夫、終電までまだ1時間もあるから」
こんな台詞で、何度終電に乗ったことだろう。大抵は泥酔して寝てしまい、自分の駅は通過し、ハッと目覚めるか、車掌に起こされるか、で見回せば、終点だ。
これが、酒酔いの悪夢の時間差攻撃第一弾である。第一弾は、飲んでから数時間後の泥酔による意識消失、第二弾は、飲んでから半日(12時間)も過ぎてからの酷い二日酔いだ。このように、飲酒したその時ではなく、かなりの時間差で、酒の攻撃を受けるのである。
せっかく飲んでやった酒なのに、飲んでいる時はあんなに親密だった酒なのに、酒というやつは、こんな手痛い仕打ちを後からして来るのだ。飲んだと同時にしっぺ返ししてくれるなら、まだマシなのに。
世の中には、酔っ払い専門にスリを働く連中もいるし、冒頭に書いたように、泥酔している女性を狙っている悪い男もいるのだ。
こう言った悪い連中から狙われないためには、どうした良いのか?
とても、簡単である。酒を飲まない!これだけ。
私は酒を断って以来、たまに終電に乗ることがあっても、乗り過ごしたことは一度もない。二日酔いの苦しさ・辛さ・馬鹿らしさも、とんと味わう事がない。
アルコールが身体に入っていないことの素晴らしさを、日々実感している。
酒を飲まなければ、泥酔して被害者になることはあり得ないのだ。酒は、飲み過ぎると、己の命を危険に晒す。どこまでなら大丈夫なのかの線引きが難しい人は、最初から飲まないことだ。
一度でも、酒で危険な思いをしたことがある人は、飲み続ける限り、二度目、三度目に必ず遭遇する。断ったほうが良い。断てば、泥酔による危険から我が身を守ることが出来る。
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